メンタルヘルスについて、普段考えることはありますか?
不安や緊張が募り、食事や睡眠がとれず、ストレスがたまるような経験をした人もいると思います。ストレスがたまり、心身の不調が続くとうつ状態などにもなりかねません。心と体とのつながりが重要なことは、研究を通しても示されております。
また、残念ながら、メンタルヘルスの不調が原因で自殺に追い込まれてしまうケースもあります。1990年代後半以降、日本の自殺率が急速にあがり、国内最大の社会問題の1つになりました。その後、2019年にかけて、自殺率は以前の水準まで低下を辿りましたが、2020年に世界的なコロナウイルスのパンデミックにより、その傾向も長くは続きませんでした。パンデミックは世界中の人々のメンタルヘルスに悪影響を及ぼしています。
一方で、「メンタルヘルスについて聞いたことはあるが、あまりよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回、メンタルヘルスについて知り、自分自身への向き合い方や悩みを抱える友人・知人を支援する方法などを学び、意識と理解を高められるイベントを開催することにしました。
本ワークショップでは、本学保健センターの常勤精神科医である石井映美医師をお招きし、大学の実情など、皆さんの身近な観点も交えながら、お話いただきます。更には、 ICCならではの留学生等との楽しいアクティビティやグループ交流、意見交換を通じて、世界でのメンタルヘルスの事情等も聞けるかも知れません。異文化理解への視野を広げる機会にしたいと思います。
メンタルヘルスの不調は誰でも起こりうることであり、学ぶことで、自分自身への向き合い方や苦しんでいる人の気持ちを知ることにも繋がります。このイベントを通して、症状などへの理解を深め、きっちりとした「対処法」を学び、他人と自身への思いやりにもつながることを願っています。
- 石井映美(いしい・てるみ)医師
1986年 筑波大学医学専門学群卒業。筑波大学附属病院での2年の研修医期間を経て、1988年4月から2010年6月まで報恩会石崎病院に勤務。2010年6月から2018年11月まで筑波大学医学医療系・保健管理センター助教。2018年12月から早稲田大学教授・保健センター常勤精神科医。精神保健指定医、医学博士。
日時
2022年7月5日(火)18:15-19:45(18:00開場)
会場
早稲田大学早稲田キャンパス内(当選者に通知)
対象
早大生
言語
日本語(質疑応答は日英可)
参加費
無料
事前登録
MyWasedaより登録してください
登録締切
6月29日(水)9:00am
定員
40名
*抽選結果は締切日当日にメールでお知らせします
応募時の注意
- 参加確定後のキャンセルは他の方が参加できないことに繋がりますし、運営上も支障がありますので、ICCのキャンセルポリシー自分のスケジュールをよく確認してから応募してください。
- お申し込みの前に、新型コロナウイルス感染予防に関する注意事項を必ずお読みいただき、内容の了承をお願いしております。
- 新型コロナウイルス感染状況により、本イベントが中止・変更される可能性があります。その場合は、ICCから連絡いたします。
お問合せ
ICC TEL: 03-5286-3990
E-mail: [email protected]