「あの水平線の向こうには何があるのだろう。いつの日かこの目で確かめてみたい」
それは、ある6歳の少年が故郷の鎌倉から海を臨んだ時に心に浮かんだ言葉でした。
彼の名は白石康次郎。
20年後、ヨットでの単独無寄港世界一周世界最年少記録を更新してしまう男の幼き日の姿です。
「単独無寄港」と聞いて「異文化どころか交流する相手すらいないのでは?」と思う人もいると思いますが、実はヨットのレースは少人数でチームを組み、出航前の船のメンテナンスからレース中の作戦会議まで、仲間との「チームワーク」や「コミュニケーション」が大きな鍵を握る競技です。
また、レース中は他のチームの選手たちとはライバル関係でありながらも、波や風の情報を交換したり、お互い助け合うこともしばしばあるといいます。
出身国も多様性も豊かなチームを率いて、世界中の選手とコミュニケーションを図りながら競い合い、数々の偉業を成し遂げてきた白石氏。
今回のトークセッションでは言語の壁を乗り越えるコツや多国籍チームにおけるリーダーシップの取り方など、国を超えて人々を魅了するヨットマンの異文化コミュニケーション術を伝授していただきます。
この機会、是非お見逃しなく!
日時
2017年 6月19日(月)16:30~18:00(開場16:10)
会場
大隈ガーデンハウス(25号館)1階
対象
早大生・教職員
言語
日本語
参加費用
無料
事前登録
不要(先着順100席、立ち見可)
ゲスト
◆白石康次郎◆
1967年生まれ。東京で生まれ鎌倉で育つ。少年時代に船で海を渡るという夢を抱き、三崎水産高等学校在学中に単独世界一周ヨットレースで優勝した故・多田雄幸氏に弟子入り。
1994年、当時26歳で、ヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立。
2016年11月には最も過酷な単独世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローヴ」にアジア人として初出場を果たす。
現在ヨットだけでなく、メディア出演をはじめ各地で講演会の開催や、子供向けの教育プログラムを実施するなど様々な分野で活躍中。
◆ご著書◆
「精神筋力-困難を突破し、たくましさを育てる。」(生産性出版)、
「マイナスをプラスに変える行動哲学-答えは自分の中にある-」(生産性出版)、ほか
公式WEB: http://www.kojiro.jp/contents/profile.html
お問い合わせ
早稲田大学 ICC (異文化交流センター) TEL: 03-5286-3990 E-mail: [email protected]