Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

商学部4年 あけみ

ある日、友達からいきなり電話がかかってきて。「人と違うんだ」って言われて。なんの話だろうってそのとき私全く分からなくて(笑)
そしたら「同性のことを好きになるんだよね。今までももしかしたら気づいていたかもしれないけどスカートとかもはけないし…みんなからは多分女性として見られているけど…」って。
彼女は「みんな可愛く着飾っているけど、自分はそれができない」っていうのですごい葛藤していたみたいです。
カミングアウトされる前にこの子そうかもって思ったことは全くなくて、全然気づかなかった。言われたとき、「こんなに身近にいるんだ!」って驚いたな。

私は人材関連の授業を受けたりもしているんですけど、ダイバーシティって言うと一番にくるのは女性とか外国人で。先生の発言からもわかるんだけど、先生もまさかこんな身近にLGBTの人がいるって思っていなくて。身近にいるっていうのを考えていないから、余計私の周りの男子とかもホモとかそういう言葉が出ちゃう。そんな環境だから彼女がカミングアウトできないのもわかるんだけど、でもLGBTの人が近くにいるかもっていう意識がないからこそ、言葉は厳しいかもしれないけど「言われないと分からないよ」って個人的には思っちゃう。
私も彼女にカミングアウトされてからアメリカの同性婚のニュースを見ても「よかった」って思うようになったし、そういうところかなって思うな……。
だから私はやっぱり、もし精神的に負担じゃないのであれば、当事者にカミングアウトしてほしいなって思う。言わないで彼女みたいに完全に心を開けなかったり、嫌な思いをしてるっていうのが一番どっちにとっても悲しいなって思う。

きっと当事者の中にもストレートの人に対して、受け入れてもらえないと思いこんだり、偏見をもっている人はいるんじゃないかなって思っていて。お互いがステレオタイプを取っ払って付き合っていけたらいいなって思います。

 

商学部4年 あけみ

 

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