- 日時
2014年12月3日(水)16:30~19:30(開場16:10 / 部分参加OK) - 会場
26号館地下B104(多目的講義室) - 対象
早大生・教職員 - 事前登録
不要(先着順80席) - 参加費
無料 - 言語
朝鮮語・日本語
(日本語字幕付)
「在日」だと知られるのが怖くて、日本で堂々と本名を名乗ることができない。
就職や結婚といった人生の節目で「在日」であるがゆえにネガティブな影響を受けてしまう。
…今の時代にも、こういった悩みを抱える在日2世、3世の若者は少なくありません。
それでも民族の文化を守るために朝鮮語を学び、制服としてチマ・チョゴリを着続ける…そんな子どもたちがいます。
北海道朝鮮初中高級学校。
ここは、在日コリアンの小・中・高校生が親元を離れ寄宿舎で暮らしながら学ぶ学校です。
このたびICCがお届けするドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」は、北海道朝鮮初中高級学校を舞台に、日本で暮らしながら朝鮮民族としてのアイデンティティを守ろうとする子どもたちと教職員の日常を韓国人監督が3年間住み込みで追い続け、生まれた作品です。
2006年の釜山国際映画祭でウンパ賞(最優秀韓国ドキュメンタリー賞)を受賞し、注目を集めました。
映画上映後は、人権・教育問題専門家の岡村遼司先生より在日コリアンの人権問題についてお話しいただきます。
映画鑑賞会&トークをとおして、在日の若者たちの夢、絆、そして彼らの祖国と“ウリハッキョ”(わたしたちの学校)への想いを感じませんか?
奮ってご参加ください。
- プログラム
16:10 開場
16:30-18:40 第1部:映画上映(131分)
18:45-19:30 第2部:岡村遼司先生によるトーク&質疑応答(45分)
*第1部または第2部のみの参加も大歓迎です。
- ゲストスピーカー
岡村遼司(早稲田大学元教授)
1944年9月21日生まれ。2014年3月まで本学教育学部教授を務める。専攻は教育学。
このドキュメント映画の主題である「在日コリアン」問題には、在職中、いくつかの授業における主要なテーマとして講義をした経験を持つ。主な著作は『柳田国男の明治時代』、『道徳教育への遡行』、『学校のユートピア』等。
- ゲストメッセージ
いつの時代、どんな地域(集団)においても「教育」という営みがなされてきました。
それが学校という組織や制度によって機能させられたのは比較的に新しいことです。
もちろん、学校教育には、規模の大小、運営の主体を問わず、それぞれに独自の目的や性格が認められます。この映像に表現れた民族学校における「教育の実際」をとおして、「国家・民族・言語」と「学校教育」という課題を考察したい。
お問合せ: TEL: 03-5286-3990 E-mail: [email protected]