人間科学部4年
古野明日香
「英語で俳句?!」これが最初にこのイベントを見つけた時に思ったことです。5-7-5で詠む俳句を、一体英語ではどのように詠むのか、5単語-7単語-…と入れるのだろうか、でもそれって長すぎるのでは…?などと想像を膨らませながら参加しました。
参加者は半分が留学生などの海外の方で、日本人学生が3割、近所の方が2割という内訳でした。初めましての人たち4人で一つのグループになりました。講演前から英語や日本語で会話する声が飛び交い、和気藹々とした雰囲気で始まりました。
講演は英語で行われました(英語字幕あり)。聞きなれない単語があったのですが、グループの方が教えてくださったり、気軽に質問させていただけたりしました。
講演を聞き、”英語俳句”と”日本語俳句”は異なるものであること、英語俳句では文字ではなく音節で区切ることや、3-5-3が綺麗な形とされることなどを知りました。一方で、”共感”が大切にされていることが共通しているそうです。
講演後にグループで一つ英語俳句を考えて講評をいただくことになっていたのですが、初めて作る英語俳句に四苦八苦。みんなでウンウン言いながら考えました。私のグループではお題を「春、花見」と設定し、そこから連想できる言葉を並べて”好きだな”と思った単語を組み合わせて作りました。完成した時には思わず手を叩いてみんなで喜び合いました!
日本発の文化が、軸を保ったままそれぞれの言語や文化に馴染みやすい形に変化しながら伝えられていること、国境を超えて共有できることを知ることができたイベントでした。
ところで、「英語俳句」ってなんぞや?と思ってくださった方は、ぜひwebで検索して、実際に作ってみてください。日本を超えた日本文化を味わうことができます!