速水 心愛
教育学部
今回 ICC のランゲージ&カルチャー・エクスチェンジ・プログラムに参加したきっかけは、「もっと韓国語を実際に使う機会を持ちたい」という思いからでした。大学の授業や独学を通じて文法や単語の知識はある程度身につけていたものの、実際に会話で使う場面が少なく、自分の力を試す機会があったらいいなと思っていました。プログラムを終えた今振り返ってみると、言語練習にとどまらず、これからも大切にしていきたいと思える友人と出会うことができ、心から参加して良かったと感じています。
パートナーとなった韓国人の方とは、週に一度ランチをしながら交流を深めました。最初のうちは「日本と韓国の文化の違い」や「母国での学生生活」など、比較的フォーマルな話題が中心でした。しかし、回数を重ねるうちに会話が自然になり、お互いの趣味や将来の夢、家族のことなど、より個人的な話題についてもリラックスして話せるようになりました。さらには旅行に行った際にはお互いにお土産を買い合うほど仲良くなれたことも、大きな喜びの一つです。

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特に印象に残っているのは、最後の思い出作りとして一緒に東京を散策したことです。これまでの交流はキャンパス内に限られていたため、学外で会うのは初めてでした。暑い夏の日に有名なかき氷を食べに行ったり、お互いの写真を撮り合ったりしながら過ごした時間はとても楽しく、私にとって忘れられない夏休みの思い出となりました。キャンパスという枠を越えて時間を共有したからこそ、より深い友情を築けたのだと思います。

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このプログラムを通じて、私は単に言語力を高めただけでなく、「人と人とのつながりの大切さ」を実感しました。国籍や言語が異なっていても、真剣に相手の話を聞き、お互いを理解しようとする姿勢があれば、強いつながりを築くことができるのだと学びました。もしこの活動に参加していなければ出会うことのなかった友人とつながり、その友情がこれからも続いていくことを考えると、この出会いは私の学生生活における大きな財産だと思います。今後はこの経験を糧に、さらに多くの異文化交流の場に参加し、自分自身の成長につなげていきたいと考えています。