Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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ICCの活動を通し多様な価値観に触れ視野も友人の輪も大きく広がった 卒業生インタビュー

タ・ティ・カイン・ホアさん

元ICC学生スタッフリーダー(SSL)
2021年みらい設計ガイドブックの卒業生インタビュー

ベトナムを紹介するイベントを実現

ベトナムの高校で日本語を学び、卒業後に企業の奨学金制度を利用して、憧れだった早稲田への留学をかなえました。入学初日のオリエンテーションでICC(異文化交流センター)を知り、日本人学生や各国からの留学生と交流できることに惹かれて、1年次から様々な異文化交流イベントに参加。次第に、こうした楽しい場を提供する側になりたいと思うようになり、2年生の夏からICC の学生スタッフリーダーに加わりました。

活動で特に心に残っているのはベトナムフェスティバルを企画し実現したことです。当日は伝統格闘技の披露やローカルフードの試食を通してベトナムを紹介しました。国籍も専攻分野も多様な仲間たちとイベントを作り上げる経験を通し、今まで知らなかった価値観や考えに触れ、視野も人脈も大きく広がりました。運営側だからこそ味わえる醍醐味がありました。

専門性を重視して進む道を選択

商学部で所属していた競争戦略ゼミで、企業の経営戦略を財務視点から分析する課題に取り組んだことを機に、それまで苦手だった会計学に面白さを感じるようになりました。会計と経営戦略は表裏一体であり、会計を理解することで、個々の企業や一つの商品を見る視点も変わってくると実感できたのです。

会計への関心に加え、自らの武器となる専門スキルを身につけたいとの思いから、現在勤務するPwCあらた有限責任監査法人の「公認会計士育成採用」に応募。内定を得た大学4年次から公認会計士の資格取得に向けて勉強を始め、社会人1年目で合格することができました。公認会計士として働く今、顧客の企業活動が正しく行われるようサポートする役割に、大きなやりがいを感じます。知識や経験をさらに蓄積し、将来的な目標として、ベトナムの会計監査制度の発展に貢献できればと思っています。

ICCの活動を通し多様な価値観に触れ、視野も友人の輪も大きく広がった

Encounters at WASEDA>>>

高い熱量を持って臨むことで思いを共有できる仲間は見つかる

ICCでイベントを企画・運営する際は、ほかの学生スタッフリーダーとチームで連携しながら進めていきます。その際に、人によって興味の度合いやモチベーションにはどうしても差があるため、皆が気持ちを合わせてゴールを目指すにはどうすればいいのか、試行錯誤しました。そこで気付いたのは、自分自身が高い熱量を持って行動すれば、それに共感して一緒に熱くなってくれる人は必ずいる、ということです。また、様々な国籍の学生と交流する上で、「この国の人はこうだろう」と先入観を持って接す
ることは、相手を真に理解する妨げになると学びました。属性ではなく、その人自身の内面を見ることを今も意識しています。

Current Job>>>

相手を深く理解した上で最適な仕事の進め方を工夫

勤務する監査法人では、財務諸表監査や会計アドバイザリー業務などに携わっています。クライアントごとに異なる事業内容や社風、担当者の人柄や考え方について、対話を重ねることでよく理解し、より適したコミュニケーション方法や仕事の進め方を工夫しています。また、案件に応じて、数週間から1か月単位で専門チームを立ち上げて監査業務を進めていくこともあるため、その都度、クライアントを深く知ることに加えて、チームメンバーとも相互理解を図ることが重要になります。在学中、ICC でイベントごとに学生スタッフリーダーとチームを組み、役割を分担したり助け合ったりしながら、実現に向けて根気強く取り組んだ経験は、今の仕事に役立っています。

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