本学社会科学部の先端社会科学研究所が、佐賀県唐津市を拠点に持続可能な地域づくりを進めるプロジェクト「唐津ラボ」に設立団体の1つとして参画しました。
「唐津ラボ」は、唐津市において地域循環共生圏を推進するため新たに立ち上げられました。地域循環共生圏とは、地域資源を活用しながら地域課題を解決し続けることで自立した地域をつくるとともに、地域同士が支え合えるネットワークの形成を目指す概念のことです。この推進に寄与するシステムを本研究所が企業と共同開発しており、システムの実証実験を行う場として参画することになりました。
本研究所が株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンターと共同開発中のシステム「まちコンパス」は、データを入力することで、地域内における個人・団体の活動状況、相互の関係性や関心度などを可視化することができます。これにより地域内での資源とニーズのマッチングを促進し、地域の課題解決や新たなビジネス創出を目指しています。
この「まちコンパス」の実装に向けて、社会科学部の学生が10月下旬に現地を訪れ、2泊3日のフィールドワークを行いました。フィールドワークでは、行政や市内の団体・企業など約20者へのヒアリング、市ならではの自然資源で国の特別名勝の1つ「虹の松原」の視察、地元高校生との交流などを行いました。フィールドワーク最終日には、学生がヒアリングにより収集した情報を「まちコンパス」を用いて可視化し、今後の実装イメージについて研究発表を行いました。

また、12月中旬には「唐津ラボ」の取組の1つして共想ワークショップが実施されました。若者(高校生・大学生・大学院生)、行政、地元企業が協働し、「地域にとってどのようなプロジェクトが必要か」やプロジェクトを立ち上げるための仕組みづくり・役割分担などについて「まちコンパス」を使いながらアイデアを出し合いました。


今後は、市で開催される「からつまちなか文化祭」を実証フィールドとして新規プロジェクトを試行し、その効果測定を学生が主体となって行う予定です。
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