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「早稲田PoCファンドプログラム2025」採択課題を決定 ― 研究成果の社会実装に向けた5つのプロジェクトが進行中 ―

早稲田大学は、研究成果の社会実装を加速するための「早稲田PoC(Proof of Concept)ファンドプログラム」において、2025年度の採択課題を決定しました。本プログラムは、大学の研究成果を実用化へとつなぐ“死の谷”を越えるため、試作・検証・市場調査などの初期段階を支援するギャップファンドとして位置づけられています。

今年度も、健康・エネルギー・ロボティクスなど、幅広い分野で社会課題解決に挑む5件の研究課題を採択しました。これらのプロジェクトは、大学発のイノベーションを社会に届けるための重要な一歩となります。

 

採択課題一覧

採択課題は以下のとおりです。

 

現在の取り組み状況

採択されたプロジェクトは、2025年10月よりPoC活動を開始しており、現在は集合研修や事業化アドバイザーによるメンタリングを通じて、ラボレベルの研究から社会実装をめざす手法の理解・習得、社会実装技術の実証や市場適合性の検証を進めています。この取り組みは2026年3月末までおこなわれ、社会実装の実現に向けた重要なファーストステップとなるものです。

一部の集合研修は、学内の研究者や、研究支援者にも広くオープンにしており、今後も1件でも多くの早大発の優れた研究成果を社会で活用し、課題解決に着実につなげていけるよう、社会実装をめざす研究者の裾野拡大にも取り組んでいます。(なお、次回のセミナー12/22(月)12時~「社会実装シナリオ作成のコツ」を西早稲田キャンパス62号館にて開催です。(学内者限定))

本事業の成果に、是非ご期待ください。

 

(補足)早稲田PoCファンドプログラムについて

本プログラムは提携ベンチャーキャピタルである、ウエルインベストメント株式会社、およびBeyond Next Ventures株式会社からのご支援により実施されています。2020年度から開始し、これまでの5年間(2020-2024年度)で計29件の課題を採択しました。 教員・研究員・大学院生を代表とする研究チームが、それぞれの研究課題にビジネスの創出プロフェッショナルの方々からの支援(ハンズオン的支援)を受けながら、研究開発の助成金をもとに試作品の研究開発や市場・インタビュー調査などを実施し、研究シーズを活用したビジネスアイデアのブラッシュアップに取組んできました。

その結果、これまでに7社が起業を果たすなど、『早稲田PoC Fund Program』から着実な成果が生みだされています。

  • これまでに早稲田PoC Fund Programから生まれた企業
研究代表者(職位は採択当時) 法人名
三宅丈雄 教授(情報生産システム研究科) ハインツテック株式会社
中尾洋一 教授(先進理工学部 化学・生命化学科 ) Ussio Lab.(株)
大橋啓之 客員上級研究員(ナノ・ライフ創新研究機構) 株式会社こころみ
青木隆朗 教授(理工学術院・応用物理学科) 株式会社Nanofiber Quantum Technologies
 陽 品駒 次席研究員(次世代ロボット研究機構) 株式会社HatsuMuv 
伊藤 悦朗 教授(教育・総合科学学術院) 株式会社 BioPhenoMA
原 太一 教授 (人間科学部) Wellness AP Science (株)

 

本件に関するお問い合わせ

早稲田大学アントレプレナーシップセンター
早稲田PoCファンド事務局 担当:武藤、酒匂 [email protected]

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