Center for Entrepreneurship 早稲田大学 アントレプレナーシップセンター

Proof of Concept

早稲田 PoC Fund Program

アントレプレナーシップセンターでは、本学の研究成果をもとにしたベンチャー企業の創出を目的としたPoC(概念実証)プログラム「早稲田大学PoC Fund Program」を実施しています。

「早稲田大学PoCファンドプログラム」には大きく分けて

①外部機関の寄附等を財源としたファンド(2020年度は本学提携ベンチャーキャピタルであるウエルインベストメント株式会社、Beyond Next Ventures株式会社などの支援を得ました)【タイプA(最大200万円)・B(最大1,000万円)】

②本学が採択された科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業 社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型を財源としたファンド【タイプS(最大500万円)】

の2種類があり、いずれも、本学の研究成果をもとに、本学教員または学生(ただし学生が申請代表者となれるのはタイプAまたはタイプSの一部)の提案に基づくベンチャーを創出するために必要な仮説検証の資金支援を行うことで、起業を通じた研究成果の社会還元を目的とするものです。

 

はじめてとなる2020年度の学内公募には、採択予定数を上回る応募があり、厳正な審査(1次:書面審査、2次:面接審査)の結果タイプA 2件、タイプS 5件を採択しました。

2020年度 採択チーム

 


【タイプA】

「感圧/感温塗料を用いた革新的流れ計測システムの事業化検証」プロジェクト

代表:安倍悠朔(創造理工学研究科総合機械工学専攻修士2年),
片山哲(創造理工学研究科総合機械工学専攻修士2年), 指導教員:松田佑(理工学術院 准教授))

私たちは「光とデータサイエンスを駆使した革新的流れ計測法」を用いて、産業機器まわりの空気や熱の流れの可視化に取り組んでいます。産業機器まわりの流れは機器の省エネ性能に大きな影響を及ぼしていますが、空気や熱の流れは目に見えません。私たちは早稲田大学での研究から得られた技術シーズをもとにした高精度かつ広範囲に流れを可視化するソリューションの提供により産業界を支え、持続可能な開発に貢献してまいります。

 

松田佑研究室Webサイト

 

 

 

「ナノ光ファイバー共振器量子電気力学系による分散型量子コンピューター」プロジェクト

従来のコンピューターでは計算が困難な問題を高速に解くことができる「量子コンピューター」の研究開発が世界中で精力的に進められていますが、現在実装できている量子ビットの数は数ビット~数十ビット程度に留まっており、現在の技術の延長では将来的にも数百ビット程度が限界であると考えられています。この限界を打ち破り、大規模な量子計算を実現する方法として、「分散型量子コンピューター」が注目されています。私たちは、早稲田発の独自技術であるナノ光ファイバー共振器を用いて、分散型量子コンピューターの実現に向けた技術開発に取り組んでまいります。

 

青木隆朗研究室Webサイト

 

 

 


【タイプS】

「アンチエイジング創薬に特化した研究開発支援事業モデルの構築と検証」プロジェクト

アンチエイジング物質のスクリーニング技術とアンチエイジング創薬の標的分子に関する技術を活用し、新薬開発を中心としつつ、機能性食品や機能性化粧品開発も含めた総合的なアンチエイジング関連の研究開発を支援する事業の構築を目指します。本研究では、スクリーニング系の性能向上と医薬品リード化合物、および核酸医薬・抗体医薬などのバイオ医薬品候補の選定を行い、事業化可能性の拡大を狙うとともに、関連する市場調査、医薬品、食品、化粧品メーカーなど想定顧客へのヒアリングを行い、適応可能なプロダクトの発案および事業モデルの構築と検証を行います。

千葉卓哉研究室Webサイト

 

「高効率な細胞内物質導入スタンプおよび顕微鏡搭載システムの事業化検証」プロジェクト

本提案は、従来機器による実現が困難であった細胞内への物質導入および細胞からの物質抽出を実現する複合ナノチューブ薄膜とスタンプキットの開発に加え、市販の顕微鏡に搭載可能なスタンピングシステムを事業化する取り組みです。本課題で利用するコアな技術は、申請者が単独特許として権利化した技術シーズを利用するものであり、主にライフサイエンス分野の研究開発者に利用して頂く試作機を開発することを具体的な目標としています。さらに、開発サポート機関が主催するハンズオン的支援やアクセラレータープログラムに参加することで、最終的な製品「細胞内物質導入スタンプおよび顕微鏡搭載システム」を事業化するための市場調査やライフサイエンス機器としてのコンセプトを決定することで、本研究課題を完成させます。

三宅丈雄研究室Webサイト

 

「アミノ酸ハイブリッド型食塩の機能と用途開発の検証」プロジェクト

我々が独自に開発した『アミノ酸ハイブリッド型食塩』は、海底湧海水を原料としてにがりを取り除くことなく製塩したものであり、海水のミネラル成分組成を損なうことなく、かつ塩化マグネシウムによる苦みを抑えたおいしい塩となっています。本技術により、減塩効果による血圧降下作用が期待でき、にがり成分による便通改善や骨粗しょう症予防などの機能性も期待できる“おいしい塩”の製造が可能となりました。本研究開発では、この『アミノ酸ハイブリッド型食塩』を機能性食品へと応用展開するために用途開発と成分組成の最適化を目指します。

中尾洋一研究室Webサイト

 

「人混みでも安全に移動できる自律移動サービスロボットの事業化検証」プロジェクト

代表:亀﨑允啓(理工学術院総合研究所 主任研究員(研究院 准教授))

人との共有空間(特に、駅構内等の混雑環境)を安全かつシームレスに動ける自律移動サービスロボット(Mobile Service Robot: MSR)の早期実現が期待されていますが、人を最優先として「回避と停止」のみを行う従来の移動ロボットでは、根本的にこれに対応できません。そこで、人や環境から(へ)の身体的接触の許容を核に、人とロボットの相互譲り合い理論に基づく移動基盤技術「Human-Symbiotic Navigation Platform and Service (H-SYNAPSE)」を提案し、その有用性を確認してきました。本課題では、事業化の鍵となる、適用環境に応じたパラメータ調整手法の整備、多様な環境(展示会場、食堂等)で受容性評価、運搬や案内等を実施するMSRの市場・顧客調査から、事業化検証を行います。

亀﨑允啓研究員が所属する菅野重樹研究室Webサイト

 

「アニマルストレスセンサー」プロジェクト

代表:大橋啓之(ナノ・ライフ創新研究機構 上級研究員(研究院 教授))

動物の唾液から簡便にストレスホルモンを検出しその変化を分析し適切な情報フィードバックを行うことにより、動物たちにストレスがもたらす様々な異常を事前に捉えて解消するセンサーを開発します。このセンサーは、10マイクロリットルというわずかな唾液等の分泌物から1分以内に複数種類の分子マーカーを同時検出するもので、すでに人の唾液を用いた基礎実証実験に成功しています。この技術の事業化予備調査では畜産・ペット業、および魚養殖業向けに有望な市場が存在することが判明しています。本研究では、ビジネス化に必要なセンサーばらつき要因の解明、および動物の唾液から効率的にストレス物質を検出するためのセンサモジュール開発を行い、牛を用いた実証実験を行うことで事業化の準備を進めます。

大橋啓之研究員研究者データベース

 

 

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