Center for Entrepreneurship 早稲田大学 アントレプレナーシップセンター

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創造理工学研究科 博士2年 田中大貴さんがCEOを務める株式会社Urth がシードラウンドにて6,000万円を資金調達

創造理工学研究科建築学専攻博士課程2年の田中大貴さんが創業しCEOを務める、株式会社Urthアントレプレナーシップセンター会員企業が、Iceblue Fund有限責任事業組合、90s1号投資事業有限責任組合、ほか投資家1名を引き受け先とする第三者割当増資、及び三井住友銀行、ほか一社の融資によりシードラウンドのファーストラウンドで総額6,000万円を調達したことについてプレスリリースを行いました。

アントレプレナーシップセンターではこれまで、学生のさまざまな起業を支援してきましたが、「科学技術・イノベーションの基盤となり、社会課題の解決に取り組む博士学生を育成する『早稲田大学 W-SPRINGプログラム』の採択学生が創業・代表を務める企業が、このような資金調達を実施できたのは初めてのことです。

 

博士課程学生として研究の傍ら、ビジネスを通じて建築業界の課題に挑む

田中さんは、2017年に創造理工学部建築学科に入学後、商学部科目等でビジネスの基礎を学び、2019年には自らの技術シーズの事業化を目指す修士以上の学生・研究者を対象とした「WASEDA-EDGEギャップファンドプロジェクト」に参加。最高評価をうけたことをきっかけに修士課程在学中に起業しました。

現在は、本学が実施している博士支援プログラム「早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)」に採択されており、博士課程学生として「建築基準法の数式化」の研究に取組む傍ら、Urthを経営。ビジネスを通じて、日本の建築業界がもつポテンシャルをより開放させたいと、日々邁進しています。

 

アントレプレナーシップセンターの支援制度を活用し事業成長

田中さんは、アントレプレナーシップセンターが提供する起業家教育プログラム(海外武者修行プログラム等)や起業支援制度をフル活用し、経営者としての腕を磨きつつ、事業を着実に成長させてきました。その勢いは留まることを知りません。アントレプレナーシップセンターは、これからも田中さん、そして株式会社Urthに寄り添い、同社のミッションの達成に向けて支援をつづけてまいります。

 

 

田中大貴 株式会社Urth 創業者・代表取締役CEO/創造理工学研究科博士課程2年 コメント

Urthは、「全ての個人が輝く世界を作る」をミッションに、メタバース空間上の建築など、日本の建築士とともに新たな価値を世の中に提供している企業です。

今回の調達は、弊社としても初めてのエクイティでの調達となります。直近2年で売上高で約50倍の成長を達成しています。このような成長が可能になったのも、大学でのプロジェクトやアントレプレナーシップセンターをはじめとした早稲田大学からの支援によるものが大きいです。また、現在W-SPRINGの博士課程学生として研究活動を行いつつ、事業の面ではその環境・制度の整備など、様々な面でご支援いただいております。

今回の調達も早稲田出身のキャピタリストからの出資もあり、早稲田コミュニティに支えられていると実感しています。

私およびUrthは、日本の建築業界の持っている力を新しい価値に変えることで、日本の建築業界とともに世界を変えていければと事業を進めています。今後は、ミッション達成のため、調達資金も活用し、研究内容を活かした取り組みにも挑戦してまいります。このチャレンジを今後も早稲田の皆様とともに進めていければと思います。

また、自身の挑戦で得た知見を次の起業家や早稲田の学生に還元していきたいと考えています。

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