Center for Entrepreneurship 早稲田大学 アントレプレナーシップセンター

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【終了報告】2022年度WASEDA-EDGE・ギャップファンド・プロジェクト

自らの技術シーズの事業化を目指す修士以上の学生、研究者を対象とする「WASEDAEDGE・ギャップファンド・プロジェクト」を今年も実施しました。

プロジェクトの目的

自らの技術シーズの事業化を目指す修士以上の学生、研究者に対して、起業の基礎知識となる会計や戦略に関する講義を行なうとともに、練り上げた事業化案の優秀者には試作開発を行なうためのギャップファンド*を提供し、事業化に向けての道筋をつけていただくことを目的としています。

*ギャップファンド:基礎研究と事業化の間に存在するGAP(空白)を埋める資金

プログラム概要図

2022年度実施スケジュール

10/1(土) 1回目講義

・ガイダンス

・「事業化にあたってのチームビルディング」

島岡 未来子(早稲田大学 リサーチイノベーションセンター 教授)

・参加者自己紹介

・チーム/リーダー決め、チームディスカッション

10/15(土) 2回目講義

・「アントレプレヌールシップ」

東出 浩教(ビジネススクール教授)

・「技術シーズと知財戦略」

清野 千秋(東京工業大学 特任教授)

・チームプレゼン(3分間)

10/29(土) 第3回目講義

・「会計の基礎」

西山 茂(ビジネススクール教授)

・「技術シーズの事業化とビジネス・デザイン」

瀧口 匡 (客員教授/ウエルインベストメント代表取締役社長)

・チームプレゼン(5分間)

11/5(土) チームディスカッション
11/12(土) 事業化案発表会
1/21(土) 中間報告会
2/18(土) 最終成果報告会

参加者一覧

最終参加学生数:23名

チーム AnReal

[チーム代表者名] 関 宏太

「事業・開発計画を考えたもののハードウェアの調達ができない。」そんな状況の中、本プロジェクトに参画しました。多大なるご支援の下、実装環境を整えることができ、アプリとしてイメージを具現化、初めて市場との対話を行うことができました。この一歩はチームとって本当に大きなものとなりました。ありがとうございます。

今後もご支援いただいたハードを引き続き活用し、「PoC→追加機能の特定→プロダクトのブラッシュアップ」の繰り返しを行ってまいります。またアドバイスいただいた通り、開発競争に負けない体制の構築も早期に取り組んでいく予定です。

チーム ピアー

[チーム代表者名] 西川 雄也

役立ったことや学びとして最も大きかったのは、資金を使ってスピーディーかつ比較的大きな規模で顧客の調査を行えたことだ。本プロジェクトに参画する前は、自己資金で賄いながら知り合いを当たって少しずつニーズの調査を行なっていた。今回、まとまった資金をいただいたことで、本格的な資金繰りやそれを使っての有償の調査をすることができ、プロジェクトの進度が飛躍的に全身した。今後は、継続してプロジェクトに取り組みつつもそれに閉じず、本プロジェクトの経験を活かして新たな事業にチャレンジしていきたい。

チーム ubiq

[チーム代表者名] 日野 真幸

WASEDA-EDGE・ギャップファンド・プロジェクトを通じて、起業をするにあたって必要な財務面や知的財産面、法律面等の最低限の知識を補うのみならず、同時期に起業を志す周囲の受講生から刺激を受けることができました。何より、実際にいただいた100万円の予算を活用することで、広告を運用することができ、それによって、既存の広告システム、テクノロジーに対する課題感を再認識することができました。今後もビジネスモデルに磨きをかけ、効果測定を繰り返し、世界にインパクトを与える企業になるべく精進いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

チーム Cinderelax

[チーム代表者名] 小池 伶佳

ギャップファンド・プロジェクトに参加して、やろうとしていた事業の現実性がかなり高まりました。いただいた資金でアプリのβ版を作成しニーズの検証を行うことができましたし、交流の中で貴重な人脈・チャンスも手に入れることができました。また、講義や審査員の方からいただいたアドバイスはとても勉強になるものばかりで、回を追うごとに私自身も成長している実感がありました。

私たちは今年の5月にアプリをローンチして、日本一の美容アプリを目指します。本プロジェクトで学んだことを100%活かして、夢を叶えるべく努力していきたいと思います。

チーム Cypher

[チーム代表者名] 田村 飛馬

NFC×NFT×AR アパレル製品の開発において、一番のネックとなる初期費用を負担いただけたおかげで、スムーズに実証実験に臨むことが出来ました。お金に関する問題は多くの学生が直面するであろう、課題であると思いますが、この部分をご支援いただけるプロジェクトはとても有意義だと感じており、周りの学生にも是非おすすめしたいと感じています。今後は本プロジェクトでの仮説検証を元に更なる事業の発展に注力していきたいです。

 

チーム inarinari

[チーム代表者名] 荻山 祥英

大学1年の春休みにシリコンバレーに行く機会があり、世界最先端を目の当たりにしました。誰かに任せるのではなく自分で何かを生み出したいという自分の気持ちに気づいた瞬間でした。その時から、早稲田大学在学中の今の私は何を成すべきなのかを深く考えていました。そんな中、本プロジェクトを教えていただきました。

共に参加をしたチームは、既に事業化に向けて資金調達をするかしないかという段階まで進んでいましたが、私は事業案のブラッシュアップ&仲間を集めの段階であったため、少々戸惑いました。しかし、そんな私でも講師や運営の方々がサポートしてくださったおかげで、有意義な仮説検証を実施でき、事業化に向けての大きすぎる一歩となりました。

最終成果報告会 審査委員代表からのコメント

株式会社オプトラン 名誉会長 孫 大雄氏

弊社は創業直後から松田名誉教授を始めとした早稲田大学の先生方のご支援を受けながら成長してきました。いつか早稲田大学に恩返をし、私たちが成長する上で得た経験を学生の皆さんに共有したいと考えていましたが、5年前に松田名誉教授にギャップファンドプロジェクトの話を頂き、参加させて頂くことになりました。この5年間で、ここまで学生の皆さんがベンチャー創業の精神を持ち、また、積極的に参加され、本取り組みを広げることができたことをとてもうれしく思います。皆さんには、大学で学んだ知識を夢に、先生方の指導を受けながら、夢を現実のビジネス構想にし、沢山の可能性に溢れるビジネスプランを提案して頂きました。きっとこれらの提案は創業の大切な一歩となり、これからの社会に大きく貢献していくと期待しています。

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