2016年10月17日、国連アウトリーチ(主催:国連事務局、外務省国際機関人事センター)が早稲田大学で開催され、本学学生を中心に他大の学生や社会人の参加がありました。
国連機関のうち、国連事務局(UN Secretariat)、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)、国連開発計画(UNDP)、国連児童基金(UNICEF)、国連人口基金(UNFPA)、UNWomen、国際移住機関(IOM)、包括的核実験禁止条約準備委員会暫定技術事務局(CTBTO)の職員が来日。2030年に向けて国連が掲げる「世界を変えるための17の目標」が紹介され、それぞれの機関の活動理念や取り組む課題、具体的な活動の内容が講演されました。
また学生への具体的なアドバイスとしては語学力以外にも視野を広げるために積極的に活動をすること、大学や大学院で専門性を持ち、その専門でのフィールド経験を積むことの重要性が指摘されました。「情熱をもって仕事に取り組むこと」「成長のために努力を怠らないこと」、「大事なのは忍耐力」というメッセージが印象的でした。「世界中の人が集まり、知恵を出し合って世界の問題を解決しようと取り組んでいる。その舞台に日本人の力や知恵が求められている」ということも伝えられました。
各機関の質疑応答ではグループに分かれ、国際機関で働くためのステップについて参加者から具体的な質問が挙がっていました。世界をより良い場所にするため使命感をもって活動に取り組む国連機関の職員の情熱とエネルギーを感じ、未来に向かって夢を抱く、多くの学生が大きな刺激を受けたようにみえました。