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卒業生インタビュー(アルソシア建設株式会社(旧:三井住友建設)):失敗を恐れず、一歩踏み出す。その挑戦が未来につながる

失敗を恐れず、一歩踏み出す。その挑戦が未来につながる

    <先輩からのメッセージ(1分動画)>

取材にご協力頂いた方:
アルソシア建設株式会社(旧:三井住友建設株式会社)
テチャカイスリ ラバテニ(Techakaisri Ravathinee〔Jasmine〕)さん
2023年 早稲田大学創造理工学部卒業

学外の活動を通じて、実践的なコミュニケーションを練習  

私は2019年に早稲田大学へ入学しました。もともと日本の文化や建物の耐震設計といった技術に興味を持っていたことに加え、父も日本で学んだ経験があり、以前から日本への関心を持っていました。いくつかの大学を検討する中でも、早稲田大学は留学生が多く、英語で学べる機会もあるなど、特に国際的な環境だと感じたことが進学を決めた理由です。また、東京にあるため、将来日本で就職活動をする際にもさまざまな企業と接点を持ちやすいと考えていました。
 大学では土木分野を専攻し、コンクリートに関する研究に取り組みました。また、日本語でコミュニケーションをする機会を増やしたいと考え、アルバイトも始めました。最初の半年ほどはコンビニエンスストアで働き、その後約2年間、上野にあるホテルのフロントを担当しました。ホテルにはさまざまな国籍のお客さまが訪れるため、日本語だけでなく、複数の言語を使いながら接客する経験を積むことができました。特に役立ったのは、「敬語」を実践的に身につけられたことです。大学では友人同士で話すことが多く、敬語を使う機会はそれほどありません。しかし、ホテルではお客さまと接する中で、社会人がどのように言葉を使うのかを実際に経験できます。このとき培ったコミュニケーション力は、その後の就職活動でも大きな力になりました。
 また、日本に来てから早慶戦を観戦したことをきっかけに、野球サークルにも約1年間参加しました。勉強だけでなく、アルバイトやサークルなど、大学の外も含めていろいろな人と関わった経験が、後の自己PRにもつながっていったと思います。 

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大学での実験の様子 

インターンやOB訪問で、「一緒に働く人」を知る 

就職活動を始めたときから、技術者、特に設計に携わる仕事をしたいという思いがありました。そのため、ゼネコンと建設コンサルタントを中心に企業を探し、インターンシップにも参加しました。本格的にインターンに参加し始めたのは、大学3年生の後半です。周囲には2年生から参加している学生もいました。今振り返ると、興味のある仕事がある程度見えているのであれば、もっと早く動いてもよかったと思います。
 就職活動では、できる限り企業の人と直接話すことを意識しました。会社説明会で早稲田大学の卒業生を見つけたときには、自分からメールを送り、卒業生訪問をお願いしたこともあります。大学の先生から企業の方を紹介してもらったり、すでに建設コンサルタントとして働いていた先輩に相談したりと、周囲のネットワークも積極的に活用しました。 

 実際に会社へ足を運ぶことで、ウェブサイトや説明資料だけでは分からないことが見えてきます。私が会社選びで特に大切にしていたのは、仕事内容だけではなく、「どんな社風なのか」「どんな人と一緒に働くのか」ということでした。会社を訪問すると、質問に丁寧に答えてくれる人もいれば、仕事の面白さややりがいについて熱心に話してくれる人もいます。そうしたやり取りを通じて、社内の雰囲気や、自分がそこで働いている姿を想像することができました。
 SPIや面接などの適性検査の対策には苦労しました。SPIでは、日本語で書かれた問題を短時間で読み、理解して答える必要があります。私は約3〜4カ月間、毎日3時間ほど過去問での練習を続けました。勉強する際には、カフェでリラックスしながら進めることもおすすめです。結局、SPIには近道はなく、問題に慣れるまでコツコツ取り組むことが大切だと思います。また、企業によってはSPIを英語で受験できる場合もあるので、事前にリサーチしておくことも重要です。
 面接については、先輩や友人と何度も練習し、大学のキャリアセンターも利用しました。特に意識したのは、遠慮せずに自分自身をアピールすることです。私の場合、複数の言語を話せること、将来海外案件にも対応できること、ホテルでのアルバイトやサークル活動を通じてコミュニケーションやチームワークを経験してきたことなどを、自分ならではの強みとして伝えました。就職活動では「何ができるか」だけでなく、自分がこれまで何を経験し、そこから何を得たのかまで考えてみることが大切だと思います。

新しい分野への挑戦が、エンジニアとしての成長につながる  

最終的に現在の会社を選んだ理由は、大きく三つあります。一つ目は、人柄や社風の良さ。二つ目は、高い技術を持つ環境で自分自身も成長できること。そして三つ目は、国内だけでなく、将来的に海外案件にも携われる可能性があることでした。
 現在はプロジェクト設計グループに所属し、主にエネルギー分野の技術開発や設計に携わっています。具体的には、アンモニアタンクに関連する技術開発や、洋上太陽光に関する解析、他社との共同研究などに取り組んでいます。大学時代に主に学んでいたのは橋梁などの土木分野でした。それに対して現在は、エネルギー関連設備など、学生時代とは異なる分野の知識も必要になります。
 もともと子どもの頃からレゴなどを組み立てることが好きで、将来はエンジニアになりたいと思っていました。今の仕事でも、一つの構造物をゼロから考え、チームのメンバーと役割を分担しながら形にしていきます。いつか自分たちが設計したものが実際に完成し、それを自分の目で見ることが、今の大きな目標です。
 将来は、現在取り組んでいる国内案件だけでなく、海外のプロジェクトにも携わりたいと考えています。また、太陽光やアンモニアだけに限定せず、さまざまな分野の設計や技術開発を経験し、エンジニアとしてできることをさらに増やしていきたいです。  

 

後輩へのメッセージ 〜完璧でなくても、勇気を出して話してみる〜 

これから日本で就職を目指す留学生の皆さんには、「失敗を恐れず、できるだけ多くのことに挑戦してほしい」と伝えたいです。
 外国人として、自分の国ではない場所で就職活動をすることには、当然不安があります。私自身、日本語に自信がなく、インターンや会社説明会で知らない人に話しかけることには勇気が必要でした。それでも、そこで話さなければ、人とのつながりも、企業について知る機会も生まれません。完璧な日本語でなくても、まずは自分から話してみることが大切です。
 卒業生訪問などで少し親しくなったら、仕事の質問だけでなく、趣味や旅行など気軽な話題をしてみるのもいいと思います。仕事以外の話をすることで、相手の人柄が分かり、自然なコミュニケーションにつながることもあります。
 私自身、就職活動を通じて感じたのは、挑戦してみなければ分からないことがたくさんあるということです。日本語が完璧ではないからと遠慮せず、自分から話し、自分の強みを伝えてみてください。失敗を恐れずに行動した経験は、その後のキャリアでもきっと力になると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業式当日、大隈記念講堂前にて

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 平日10:00~16:00
【連絡先】
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