“Dance Dramaturgy and the Question of Audience”
「ダンスドラマトゥルギーと観客の問題」
リハーサル室でのドラマトゥルクの役割についてよく耳にする言葉に、「観客の代弁者 」というものがある。しかし、ドラマトゥルクがどうして観客の望みを知る特別な立場にあるのだろうか。また、なぜ観客と呼ばれる人々の集まりが代弁者を必要とすると、私たちは想像するのだろうか。
早稲田大学演劇映像学会の第二部企画として開催されるイェール大学のキャサリン・プロフェタ教授の基調講演では、ダンス界におけるドラマトゥルクの歴史について言及した後、振付家ラルフ・レモンとの仕事での逸話を例に挙げながら、ダンスドラマトゥルクと観客との関係に迫っていく。プロフェタは、自身の最終的な観客に対する理解と、それに対するドラマトゥルクの関係が、その仕事の過程でどのように崩され、また再構築されてきたかを考察する。そして、プライバシーと対極にあるプレゼンテーション、人種的偏見のある見方、寛大さといったテーマを探求していく。
※9月20日(土)には、関連企画としてプロフェタ教授によるワークショップを開催いたします。
ワークショップへの参加には事前の申し込みが必要です。詳細はチラシをご確認ください。
チラシのダウンロードはこちら
開催概要
- 日時:9月21日(日)16:15~17:55
- 場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館382教室
- 使用言語:日本語・英語
- 入場無料、事前登録不要
タイムテーブル
- 16:15~17:00 キャサリン・プロフェタさん基調講演(日本語投影)
- 17:00~17:35 キャサリン・プロフェタさんと中島那奈子の対話(逐次通訳)
- 17:35~17:55 質疑応答(逐次通訳)
主催:早稲田大学演劇映像学会
共催:早稲田大学総合人文科学研究センター「イメージ文化史」部門、
共催:早稲田大学国際共同研究「動きのドラマトゥルギー」(研究代表者 中島那奈子)