Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

商学部4年 みずき

私は女性として生まれたけれど、自分のことを女性とも男性とも思っていません。好きになるのは女性だし、服装も自分が着たいものを着る。だから「彼氏いるの?」と聞かれても何も言うことが出来ないし、悲しい気持ちになってしまう。「化粧しないの?」や、「スカート履かないの?」とかも同様に。

大学生になったら、のびのびと自分らしくいれるのではと期待していました。しかし、サークルでは「1男、1女」と性別で2分され、話題も恋愛のことばかり。周りに合わせようと努力していたけれど、なんだか馬鹿馬鹿しくなってサークル自体辞めました。仲のいい友達が出来ても、カミングアウト出来ずにいたため、完全にありのままの自分で接することが出来ずにいました。そしてそんな自分に嫌悪感を持って、何だか生きづらいなと感じながら生活していました。

そんな自分だけど、あることがきっかけで友人にカミングアウトをすることになりました。言う前は、どんな反応をされるのだろうかと恐怖感を抱いていましたが、友人の反応は良い意味ですごくあっさりとしていました。「そうなんだ、大丈夫だよ。自分のことを責めないで。」その言葉に心がすっと軽くなりました。同時に、すごく嬉しかった。ありのままの自分で過ごしていけるのかもしれないって思いました。それを機に、徐々にカミングアウトするようになりました。自分以外、何一つ変わっていないのに、今までの大学生活が一気に変わった気分です。ありのままの自分で過ごせるようになってから、毎日心から楽しめるようになりました。

LGBTであってもなくても、皆さんが1人1人持っている個性って違うと思うんです。自分にとって、LGBTということは沢山あるうちの個性の1つだと思っています。常識だとか、当たり前だとか、そういう考えを取っ払って、皆がお互いを尊重出来る世の中に少しずつなっていけたら、幸せです。

 

商学部4年  みずき

みずきさん

 

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