高等研究所セミナーシリーズ“分野横断型・環境サステナビリティ研究プロジェクト“WIAS・RIEEM・WINPEC学際シンポジウム
CCS普及へのカーボンプライシングとサステナブルファイナンスの学際研究
主 旨 / Abstract
2050 年カーボンニュートラルの実現に向けて、二酸化炭素回収・貯留（CCS）の役割が注目されている。しかし、CCS 自体は経済的価値を生み出さず、かつ費用が膨大なため、様々な政策がなければ導入されない。日本でもCCS 事業法が制定され、その方向性は示されているが、実際にカーボンニュートラル達成に向けて十分な量のCCS 導入が実現するかは明らかではない。そこで、本シンポジウムでは、CCSの技術的課題、経済的、社会的課題に対して、工学、経済学、ファイナンス等を中心に学際的にアプローチする。具体的には、それぞれの分野から研究報告を行い、今後の政策の方向性を議論する。
プログラム / Program
① 有村俊秀（早稲田大学）
GX-ETSの義務化とCCUS
② 森村将平（早稲田大学環境経済・経営研究所）
脱炭素へ向けた日豪の制度的連携に関する検討－水素製造、CCSを事例として－（仮）
③ 風間政弥（早稲田大学 学創造理工学研究科）
火力発電所へのCO2分離回収適用における産業連関分析のための資本費推算（仮）
④ 鷲津明由（早稲田大学）
火力発電所におけるCCS導入効果の産業連関分析に向けて：地域間次世代エネルギーシステム分析用産業連関表の応用（仮）
⑤ 伊藤晴祥（青山学院大学）
CCSを推進する財務的意思決定基準及びサステナブルファイナンスの一考察
講評 柳憲一郎（明治大学）
環境法学の視点から（仮）
総合討論・質疑応答
登壇者 / Speakers
有村俊秀（早稲田大学 政治経済学術院教授、環境経済経営研究所所長）
森村将平（早稲田大学 環境経済・経営研究所招聘研究員）
風間政弥（早稲田大学 創造理工学研究科M1）
鷲津明由（早稲田大学 社会科学総合学術院 教授）
伊藤晴祥（青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 国際マネジメント専攻 教授）
柳憲一郎（明治大学 名誉教授）
日 時 / Date&Time
2026年1月16日（金）15:00～18:00
会場 / Venue
早稲田キャンパス3号館3階304教室
対 象 / Prospected Audience
学部生、大学院生、教員、研究者、一般
言 語 / Language
日本語
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
共 催 / Co-Organizer
環境経済・経営研究所
現代政治経済研究センターCCS普及政策研究部会
住友財団2024年度 環境研究助成プロジェクト
申込み / Registration
要事前登録 以下リンクよりお申込みをお願いします。
https://forms.gle/RNYTHbtmXt7AXbKD7
