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高等研究所 ホームカミングデー(2025年1月11日開催)
Mon 10 Feb 25
Mon 10 Feb 25
去る1月11日に、早稲田大学高等研究所2回目となるホームカミングデーを開催しました。
イベントでは、現在高等研究所に所属する研究者(所員)がフラッシュトーク、ポスター掲示による研究紹介を行いました。当ページではイベントレポートと、当日の写真を抜粋して掲載いたします。
イベントレポート
2025年1月11日に第2回高等研究所ホームカミングデーを開催しました。本イベントの目的は、高等研究所の研究員(現所員)と所友(旧所員)のネットワークを構築することです。今回は交流を促進するために、各セッションで双方向的なコミュニケーションができるようプログラムを企画・実施しました。その結果、研究室運営、キャリア形成、異分野交流など多岐にわたる話題について活発に議論を行い、幅広い分野の研究者とネットワークを構築することができました。
所員幹事のホン シャオミン講師(人文科学)の発案をもとに、交流のきっかけをつくりやすい場となるよう目指しました。例えば、現所員が簡潔に研究を紹介するフラッシュトークと、所友の代表者3名にインタビュー形式で研究に関する様々な質問を行うパネルディスカッションを企画しました。企画の初期段階では、当時所員だった佐藤 祐子講師(社会科学)も様々なアイデアを提案してくれました。概ね方針が固まった段階で、劉 凌講師(社会科学)が所員幹事に加わり、高等研事務所スタッフの協力のもと、所員幹事同士で連絡を取り合いながら準備を進めました。セッション間のコーヒーブレイクを楽しい時間にするべく、所員幹事の大湊 友也講師(自然科学)は甘味とコーヒーの準備に注力しました。
大隈会館2階の会議室で所員幹事の挨拶の後、所員によるフラッシュトークから始まりました。ファーヒ ロバート講師、カン ジン講師、キラトリ オスマンサブリ講師、エスカンド ジェシ講師が、1人当たり5分のトーク、5分の質疑応答で手際よく研究紹介を行いました。質疑応答では活発な議論が行われ、フラッシュトークは交流のきっかけとして非常に効果的でした。その後、最初のコーヒーブレイクに入り、コーヒーと甘味を味わいながら気軽な雰囲気で参加者同士の交流が行われました。
所友によるパネルディスカッションでは、鈴木 進補先生(早稲田大学 理工学術院、教授)、田中 章浩先生(東京女子大学 現代教養学部、教授)、ラデマハ クリストフ先生(早稲田大学 法学学術院、教授)に現所員が研究生活に関わる幅広い質問を行い、示唆に富んだ様々なお話を伺うことができました。もう1度コーヒーブレイクを挟んだ後に、後半のフラッシュトークが行われ、所員の嶋川 里澄准教授、白井 達彦講師、楊 允晶講師、チェン トニー准教授が前半と同様に研究紹介を行いました。その他、現所員によるポスター展示も行われました。竹内 淳所長より閉会の挨拶をいただいて、全てのセッションが夕方に終了しました。
夜は大隈会館3階の会場で立食パーティーが行われました。前所長の赤尾 健一先生(早稲田大学 社会科学総合学術院、教授)の乾杯の挨拶の後、参加者は料理に舌鼓を打ちながら交流を深めました。最後に、顧問の宮島 英昭先生(早稲田大学 財務担当常任理事、教授)より今回のイベントを総括するコメントをいただき、全工程が終了しました。
ホームカミングデーは、現所員と所友の交流を深める機会として非常によく機能したと感じました。特に今回は全体を通して交流を促進するように企画を練ったことが功を奏したと思います。幅広いネットワーキングは、研究の視野を広げることに加え、研究者としてポストを獲得するためにも重要です。高等研のホームカミングデーはまだ2回目であり、若いイベントです。今後も開催を続けていくことで、企画内容がより洗練されていくことを期待します。
最後に、関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。イベントの開催に協力してくださった研究員、事務所スタッフ、イベントスタッフの皆様のおかげで、大変素晴らしいイベントになりました。ありがとうございました。
文:大湊 友也(高等研究所 講師)
当日の様子