高等研究所セミナーシリーズ 【新しい世界史像の可能性】 公開講演会:
「幕末期のオランダ対日外交政策」(1/20)
講演者 / Speaker
小暮 実徳(天理大学 准教授)
日 時 / Date & Time
2018年1月20日(土)14:00~18:00
会 場 / Venue
主 旨 / Outline
幕末期の日蘭関係については、これまで主に文化交流史の視点から研究されてきた。当時のヨーロッパにおけるオランダは、領土としては小国であるものの、蘭領東インド(現インドネシア)を植民地に持ち、欧米では唯一、日本と関係を持つ国でもあった。オランダにとって日本は、世界貿易国家としてのステータスを高め、植民地の市場としても期待できる存在だったのである。オランダ植民省は積極的対日外交を行っていたが、中立主義をとっていた外務省に移管されると、それまでの特別な日蘭関係は終わりを告げる。幕末日本を取り巻く国際関係を、オランダ・イギリス・インドネシア・アメリカの史料により、新たに描く。
プログラム / Schedule
14:00~14:10 開会挨拶
14:10~15:40 講演(小暮 実徳)
15:40~16:00 休憩
16:00~18:00 討論
司 会 / Moderator
谷口 眞子(早稲田大学 文学学術院 教授)
対 象 / Prospected Audience
大学院生・教職員・一般
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
申込み / Registration
事前申込み不要です。直接会場にお越しください。