高等研究所セミナーシリーズ 【新しい世界史像の可能性】
「中世スペインの王権と宗教的マイノリティー 」(5/12)
講演者 / Speaker
久米 順子 (東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授)
日 時 / Date & Time
2018年5月12日(土) 14:00~17:00
会 場 / Venue
主 旨 / Outline
カスティーリャ王国アルフォンソ10世(在位1252~1284年)は、学芸の振興に努めたことで知られている。古典古代の英知を継承したイスラーム世界・ユダヤ世界の高度な文化・学問に学ぶため、彼はムスリムやユダヤ人の学者を重用した。アルフォンソ10世は数々の豪華な装飾写本を制作させたことでも知られている。写本挿絵のなかに多数登場する王自身の姿や宗教的マイノリティ集団の描かれ方を検討し、対イスラーム戦争を旨とするカトリック王国の王が企図した文化政策について考えてみたい。
プログラム / Schedule
14:00-15:15 報告 (久米 順子 「カトリック王と宗教的マイノリティ集団:写本挿絵にみるカスティーリャ王国アルフォンソ10世とその宮廷」)
15:15-15:45 コメント (黒田 祐我)
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 質疑と討論
コメンテーター / Commentator
黒田 祐我 (神奈川大学 外国語学部 准教授)
司 会 / Moderator
甚野 尚志 (早稲田大学 文学学術院 教授)
対 象 / Prospected Audience
大学院生・教職員・一般
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
共 催/ Co-organizer
早稲田大学 ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所 (第25回研究会)
申込み / Registration
事前申込み不要です。直接会場にお越しください。