WIAS Research Project Seminar Series:
Potentiality of the New Notion of the “World History”
Gültekin Yildiz氏 講演会「無名の兵士:近代トルコ(1792~1918)における軍事的エトスと市民権の形成」(7/23 – 24)
※Gültekin Yildiz氏の来日がキャンセルとなったために、内容に変更が生じました。
日 時/Date & Time 2016年7月23日(土)14:00~17:30/ Saturday, July 23, 2016, 14:00-17:30
会 場/Venue Ono Auditorium, Waseda University
主 旨/Outline
トルコのイスタンブール大学文学部歴史学科准教授で、トルコ近代史、特に軍事史を研究しているギュルテキン・ユルドゥズ氏を招聘し、近代転換期において、オスマン帝国下においてみられた軍事的エトスが、徴兵制導入と共にどのように変容するのか、市民であることは徴兵との関連でどのように意識されていくのか、講演していただく。
トルコのイスタンブル大学文学部歴史学科准教授で、トルコ近代史、特に軍事史を研究されているギュルテキン・ユルドゥズ氏を招聘し、近代転換期における軍事的エトスの変容と市民・国民の形成に関する講演会と国際シンポジウムを開催する予定でしたが、ユルドゥズ氏が来日不可能となりました。これは、トルコの軍事クーデター未遂にともない、公務員の出国が認められないだけでなく、数万人の公務員が免許剥奪・解雇され、非常事態宣言が出されている状況によるものです。 そこで、タイムスケジュールを以下のように変更させていただきます。どうかご了承下さい。
プログラム/ Schedule
14:00 Opening Remarks (Shinko Taniguchi (Waseda University))
14:20 「トルコの基礎知識レクチャー」(Kaori Komatsu(Waseda University))
14:40 「無名の兵士:近代トルコ(1792~1918)における軍事的エトスと市民権の形成」
(講演:Gültekin Yildiz (İstanbul Üniversitesi)) ,(内容説明: Kaori Komatsu(Waseda University))
15:20「オスマン帝国の軍制改革と近代化への問い―ドイツ史の視点から」(Jun Obara(Wakayama University))
15:50 Break
16:10 Panel discussion(Seiichiro Yoshizawa(University of Tokyo), Kaori Komatsu(Waseda University),
Kiyohiko Hasebe(Waseda University), Jun Obara(Wakayama University),
Kobo Seigan, Tadashi Suzuki(Chuo University))
17:30 Concluding Remarks
*司会/Moderator: Seiichiro Yoshizawa(University of Tokyo)
講演者プロフィール/Profile
*ギュルテキン・ユルドゥズ(イスタンブール大学准教授) 1973年、イスタンブール生まれ。2008年、マルマラ大学トルコ学研究科トルコ史学系近代史学科博士課程修了。2010年~2013年、イスタンブール大学文学部歴史学科助教。2013年より、同大学准教授。 主要著書:『無名の戦士:徴兵制への移行期におけるオスマン国家の政策、軍隊、社会(1826年~1839年)』(2009年) 『刑務所:オスマン帝国における刑務所設立の試み(1839年~1908年)』(2012年)
*Jun Obara (Wakayama University)
使用言語/Language Japanese・English (通訳付き)
主催/Organizer 科研基盤(B)「軍事史的観点からみた18~19世紀における名誉・忠誠・愛国心の比較研究」主催
高等研究所・早稲田大学イスラーム地域研究機構との共催
その他 講演会後、レセプションがあります。
国際シンポジウム 「軍事的エトスの近代史」
日 時/Date & Time 2016年7月24日(日)14:00~18:00 / Sunday, July 24, 2016, 14:00-18:00
会 場/Venue Ono Auditorium, Waseda University
主 旨/Outline
「長い19世紀」という時期において、ユーラシア大陸の西にあるトルコ、中央にあるロシア、そして東にある日本で、前近代国家のもとに共有されていた軍人の軍事的エトスが、どのように転換していくのかを、イスタンブール大学文学部歴史学科准教授で、トルコ近代史、特に軍事史を研究しているギュルテキン・ユルドゥズ氏の報告、佛教大学で日本近代史、とくに軍事史を研究している原田敬一氏、東京大学でロシア近代史を研究している池田嘉郎氏とともに比較史的に論じる。
プログラム/ Schedule
14:00 Opening Remarks (Shinko Taniguchi (Waseda University))
14:20 「「武士道」はなぜ生き残ったのか」(Keiichi Harada(Bukkyo University))
14:50 「ロシア革命は兵士を市民にしたのか」(Yoshiro Ikeda(Tokyu University))
15:20 「トルコの基礎知識レクチャー」(Kaori Komatsu(Waseda University) )
15:40 「ラスト・イェニチェリ:近代戦争期におけるオスマン/トルコの軍事的エトスの転換(1826-1927)」
(Gültekin Yildiz (İstanbul Üniversitesi))
16:10 Break
16:30 Panel discussion(Hiroto Maruhata(Keiwa College), Kaori Komatsu(Waseda University),
Kiyohiko Hasebe(Waseda University), Keiichi Harada(Bukkyo University),
Yoshiro Ikeda(University of Tokyo))
18:00 Concluding Remarks
*司会/Moderator: Hiroto Maruhata(Keiwa College)
使用言語/Language Japanese・English (通訳付き)
主催/Organizer 科研基盤(B)「軍事史的観点からみた18~19世紀における名誉・忠誠・愛国心の比較研究」主催、 高等研究所・早稲田大学イスラーム地域研究機構との共催
その他 講演会後、レセプションがあります。