高等研究所「人新世と人文学」セミナーシリーズ(第16回)特別展示
写真展 The Homeland 〜故郷へと帰還するシリア難民〜(12/16 – 1/13)
趣旨 / Abstract
本プロジェクトでは、1990 年代以降文学・芸術研究において蓄積された ecocriticism の成果を手掛かりにしつつ、「人新世」に関する対話のフレームを構築し、美術史、文学、哲学、美学、音楽、建築学、考古学、認知神経学、環境経済学、環境農学と多岐にわたるプロジェクトメンバーの相互理解を促すことを目指す。またその過程を「公開講座」の形で広く公開することで、真に領域横断的な研究・議論の前提を獲得することを目的としている。第15回となる今回は、特別展示企画を実施する。また、本展の一環として会期中に2回のギャラリートークを予定している。
【展示内容】フォトジャーナリストである小松由佳氏(早稲田大学総合人文科学研究センター・拡大するムスリム社会との共生部門の招聘研究員)が実施したシリア取材、シリア難民取材に基づく写真展。2024年12月のアサド政権崩壊から1年の節目、また2025年7月には小松氏が『シリアの家族』(集英社より2025年11月近刊)にて第23回開高健ノンフィクション賞を受賞し、11月には受賞作が発刊となることを期して企画した展示内容である。これまでの取材写真を通じて、砂漠の生活や文化とシリア難民の現在を伝え、シリアの未来を考える契機としたい。
登壇者 / Speaker
講演者:
小松由佳(フォトジャーナリスト、早稲田大学総合人文科学研究センター・拡大するムスリム社会との共生部門の招聘研究員)
安田純平(ジャーナリスト)
常味裕司(ウード奏者)
展示担当:
山本 聡美(早稲田大学文学学術院教授)
日 時 / Date & Time
写真展:
2025年12月17日(水)~2026年1月13日(火)10:00-18:00
(12月26日(金)~2026年1月6日(火)閉室、最終日1月13日のみ10:00-12:00)
ギャラリートーク:
12月20日(土)14:00-15:30(予定)ホスト:小松由佳氏、ゲストスピーカー:フリージャーナリスト・安田純平氏
1月10日(土)14:00-15:30(予定)ホスト:小松由佳氏、ゲストスピーカー:ウード演奏家・常味裕司氏
会場 / Venue
早稲田大学27号館地下1階 ワセダギャラリー
対 象 / Prospected Audience
学部生、大学院生、研究員、教職員、一般
主 催 / Host
早稲田大学高等研究所「人新世と人文学」プロジェクト
早稲田大学総合人文科学研究センター(拡大するムスリム社会との共生部門:歴史的背景とグローバル化部門)
共 催 / Co-Host
早稲田大学総合人文科学研究センター(イメージ文化史部門)
カーボンニュートラル社会研究教育センター(環境人文学の基盤形成―いのちをめぐる時間と空間:代表・山本聡美)










