カーボンニュートラル研究セミナー「地熱発電をとりまく状況と普及促進に向けたJOGMECの活動」(7/25)
講演概要 / Abstract
1世界の地熱発電は近年、クリーンエネルギーとして過去を上回る勢いで上昇している。しかし主な地熱発電国の中にも、開発が急速に進んでいる国と長らく停滞している国がある。その違いは地熱支援策の有無によるもので、地熱発電は、長いリードタイム、高い開発リスク、大きな初期投資があるため、政策支援が無いと開発が進まない。日本ではそれに加えて、温泉地との関係などの社会的障壁があり、地熱開発に関する理解促進活動が必須である。このため、JOGMECでは、地熱探査・開発に対する各種の経済的支援を行っているほか、地熱モデル地域プロジェクトなどを実施し、地熱を上手に利用している地域を広く紹介することで、他地域への横展開を図るための活動を行っている。
登壇者 / Speaker
安川 香澄
(独)エネルギー・金属鉱物資源機構 特命参与
略歴 / Bio:
【学歴】
1987年3月 東京大学部工学部資源開発工学科卒
1993年12月 米国カリフォルニア大学バークレー校 修士(理学)
2000年3月 九州大学工学部 博士(工学)
【略歴】
1987年東京大学工学部卒、工業技術院地質調査所(現(国研)産業技術総合研究所、産総研)に入所。以来、地熱・地中熱の研究に従事し、1993年カリフォルニア大学バークレー校より理学修士、2000年九州大学より博士(工学)。米国・イタリアでの在外研究、インドネシア・韓国を始めとするアジア諸国との共同研究のほか、2009~2011年の経済産業省出向時は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)および海洋汚染防止のためのロンドン条約の締約国会合等に出席し、国際的な環境政策に携わった。産総研 再生可能エネルギー研究センター副センター長を経て、2019年に(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構に転職(2022年12月の組織替えで、機構名が現在の名称に変更)。現在は地熱エネルギー利用の国際協力と理解促進に従事し、2022年、日本人として初めて国際エネルギー機関地熱実施協定の議長に就任した。国内では、日本地熱学会副会長、地中熱利用促進協会副理事長を務めている。
日時 / Date & Time
2023年7月25日(火)10:30 – 12:00 / Tuesday, July 25, 2023 10:30-12:00
会場 / Venue
ハイブリッド形式 / Hybrid
会場:早稲田大学 14号館 604教室 / Place: Room 604, Bldg. 14, Waseda Univ.
参加をご希望の方は、<事前登録フォーム>からご登録ください(事前登録締切 7月24日)
登録の際に、「対面参加(会場参加)」、「Zoom参加」のいずれかを選択ください。
登録後、ご指定のアドレスにZoomリンクが届きますので、Zoom参加の方は当日はそちらからご入室ください。
会場参加人数の上限は45名(先着順)です。会場参加人数が上限に達した場合、Zoom参加のみ受付を継続します。
Prior registration from here is required to participate. (Registration deadline: July 24)
Please choose from「対面参加(会場参加)/Onsite」or 「Zoom参加 /Online (Zoom)」.
Zoom link will be sent after registration; please participate from the sent link if participating online.
開催言語 / Language
日本語 / Japanese
対象者 / Prospected Audiences
大学院生、教員、一般 / Graduate Students, Faculty members, General participants
主催 / Organizer
早稲田大学先端社会科学研究所 Institute for Advanced Social Sciences (IASS)
共催 / Co-Organizers
早稲田大学環境経済・経営研究所 Research Institute for Environmental Economics and Management (RIEEM)
早稲田大学高等研究所 Waseda Institute for Advanced Study (WIAS)
早稲田大学スマート社会技術融合研究機構 Advanced Collaborative Research Organization for Smart Society (ACROSS)
カーボンニュートラル社会研究教育センター