諏訪敦 HARBIN 1945 WINTERをめぐる美術と文学(チラシ)
概 要
府中市美術館で開催される諏訪敦展「眼窩裏の火事」(2022年12月17~2023年2月26日)を機に、画家の諏訪敦氏を早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)にお招きしてトークイベントを実施します。
同展出品作を広く紹介しつつ、特に、1945年に哈爾浜の日本人収容所で没した祖母を描いたHARBIN 1945 WINTERをめぐる、画家の思考に迫ります。早稲田大学高等研究所 副所長・文学学術院 教授 山本聡美が聞き手をつとめ、日本の軍記物語や合戦図を媒介とした「戦争の美術と文学」という視点から、作品の現代的意義を考えます。
登壇者
諏訪敦(すわ・あつし)

撮影:中川真人
画家。1967年北海道生まれ。1994年に文化庁派遣芸術家在外研修員としてマドリードに在住。帰国後、舞踏家の大野一雄と大野慶人親子を描きシリーズ作品を制作。これを契機に絵画の原点回帰としての写実表現から、取材プロセスに比重を強めたスタイルへの展開を見せている。成山画廊、Kwai Fung Hin Art Gallery など内外で発表を続け、2011年、NHK 『日曜美術館 記憶に辿りつく絵画~亡き人を描く画家~』 での単独特集、2016年には、ETV特集 『忘れられた人々の肖像“画家 諏訪敦 満州難民を描く”』 が放送され、その制作の徹底性が広く知られる事となった。2018年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授に就任。
諏訪敦『眼窩裏の火事』
府中市美術館
2022年12月17日(土) ~ 2023年2月26日(日) https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/2022_SUWA_Atsushi_exhibition.html
展覧会公式図録「諏訪敦『眼窩裏の火事』」(美術出版社) は、2022年12月に刊行予定。
◆HP : http://atsushisuwa.com
◆Twitter : @suwakeitai
◆Instagram : suwa_atsushi_artist
司会:山本 聡美(早稲田大学高等研究所 副所長/文学学術院 教授)
日 時
2022年12月26日(月)15:00~17:00
会場&申込み
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)地下1階ラウンジ
開催方式:対面/オンラインのハイブリッド
※要事前登録: こちらよりお申込み下さい。
※対面でのご参加は、12月10日までに登録いただいた方の中から25名に限ってご来場可とさせていただきます。ご来場いただける方には、12月15日までにご案内を送付いたします。
対面参加の募集は締め切りました。お申し込みまことにありがとうございました。
言 語
日本語
プログラム
15:00~15:10 | 趣旨説明:山本聡美 |
15:10~16:10 | トークセッションHARBIN 1945 WINTER:諏訪敦 |
16:10~17:00 | ディスカッション(Q&A):諏訪敦/山本聡美 |
主 催
早稲田大学 高等研究所
共 催
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)
早稲田大学スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点