「学生参画・スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
障がい学生支援室 有償ボランティア 教育学部 3年 末廣 瑛美香(すえひろ・えみか)
大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。実際の「学生参画」「スチューデント・ジョブ(※1)」にはどのような学生が、どのようなスケジュールで携わっているのか、収入面も含めてその横顔を紹介します。今回は教育学部に所属し、障がい学生支援室の有償ボランティアを務める末廣瑛美香さんです。週4回のサークル活動もこなし、メリハリのある日々を送る末廣さんの日常を紹介します。
※1)寮生活する学生を 支援する「RA(レジデント・アシスタント)」や、「キャンパスツアーガイド」として、大隈記念講堂など大学の各施設を紹介する学生の他、講義が行われて いる教室では、障がい学生支援室の有償ボランティアが目や耳が不自由な学生のために教科書代読・ノートテイクなどのサービスを提供しています。科目登録など新入生の大学生活をさまざまな面でサポートする「こうはい ナビ」スタッフ、海外留学を希望している学生の相談に乗る学生留学アドバイザーなどがあります。
Q. スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
大学1年生の秋学期から始めました。
Q.障がい学生支援室のボランティアを始めたきっかけは何ですか?
何となくボランティアに興味を持っていたときに、障がい学生支援室の新歓活動を見て関心を抱きました。最初は自分にできるかどうか不安でしたが、既に活動していた先輩からの励ましもあり、取りあえずやってみよう! と思って始めました。
Q.スチューデント・ジョブではどんな仕事をしていますか?
聴覚障がいのある学生が授業を受けるときに、2人一組で音声情報を打ち込むPC通訳を主にやっています。他にも音声資料の文字起こし、動画の字幕挿入、車いすの学生の移動支援もやったことがあります。
Q.SPEC(※2)やスチューデント・ジョブに参加するようになって感じたことを教えてください。
自分が関わっていないスチューデント・ジョブについて知ることができました。またオープンキャンパスなどのイベントを通じ、それぞれの団体に属する学生の生の意見を聞くことができて面白かったです。
※2) SPEC :Student Participation Encouragement Committee(日本語名称:学生参画運営委員会)。スチューデント・ジョブなどに携わる学生たちによる、大学改革のための学生参画活動を推進する委員会。
Q.学業とスチューデント・ジョブ、サークル活動など、複数のことを両立させるために、どのような工夫をされていますか?
空きコマで支援を担当するため、自分のスケジュールに合わせて無理なく支援を入れるようにしています。学業、支援、週4日ほどのサークル活動と、忙しくは感じますが、それぞれの時間に集中することと、空き時間をうまく使うことを意識しています。
Q.SPECやスチューデント・ジョブについて、足りない部分、大学側に提言したい部分はどのようなことでしょうか。
PC通訳の支援を行う中で、聴覚障がいがある学生が、事前に文字起こしなどの申請がない映像資料を見ることや、ディスカッションに入れないといったことがあります。職員や支援学生だけでなく、支援には周囲の協力が必要だと感じます。
Q.今後の抱負やこれからチャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
障がい学生支援室の活動は早稲田の学生にもあまり知られていないと感じるので、まずは周りの友達から少しずつ活動について知ってもらいたいです。また、障がい学生支援室に関わる中で手話に興味を持ったので、勉強していきたいと思っています。
Q.大学や外部団体から奨学金は取得していますか? 取得している場合、具体的な奨学金の名称・金額を教えてください。
取得していません。
Q.授業期間中の1週間の過ごし方
【SPEC活動紹介】
・学生参画活動を通じ大学改革へ SPEC、オープンキャンパスで初企画
・「ストレスバスター」で試験勉強のストレスを吹き飛ばしました