「学生参画・スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
早稲田ポータルオフィス 教育学部 3年 野村 早希(のむら・さき)
大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。実際の「学生参画・スチューデント・ジョブ(※1)」にはどのような学生が、どのようなスケジュールで携わっているのか、収入面も含めてその横顔を紹介します。今回は教育学部に所属し、早稲田ポータルオフィスで働く野村早希さんです。総合案内学生スタッフとして、学内の幅広い問い合わせや相談に対応する野村さんの日常を紹介します。
※1)寮生活する学生を 支援する「RA(レジデント・アシスタント)」や、「キャンパスツアーガイド」として、大隈記念講堂など大学の各施設を紹介する学生の他、講義が行われている教室では、障がい学生支援室の有償ボランティアが目や耳が不自由な学生のために教科書代読・ノートテイクなどのサービスを提供しています。科目登録など新入生の大学生活をさまざまな面でサポートする「こうはい ナビ」スタッフ、海外留学を希望している学生の相談に乗る学生留学アドバイザーなどがあります。
Q.スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
ポータルオフィスでのアルバイトは大学1年生の6月から始めました。
Q.スチューデント・ジョブを始めたきっかけは何ですか?
ポータルオフィスで働きはじめたきっかけは、入学して間もなくのころに、学生証と定期券の入ったスマートフォンを紛失してお世話になったことです。地方から出てきて、東京での生活にも慣れていないときの出来事で、不安なことばかりだった私に丁寧に対応してくださったことが非常に心に残り、この事務所で働いてみたいと思いました。
Q.スチューデントジョブではどんな仕事をしていますか?
総合案内学生スタッフとして、早稲田大学の教員・職員・学生の問い合わせや相談に対して、適切な箇所を案内する総合案内や授業中の障がい学生対応、教室機器の貸し出し、グループ学習室の予約受付、拾得物の管理などを行っています。
Q.SPEC(※2)やスチューデント・ジョブに参加するようになって感じたことを教えてください。
今年からSPECに参加するようになり、より大学運営の深い部分に触れる機会が増えたように感じています。
今まで自分が働いてきたポータルオフィスのみならず、さまざまな部署でさまざまな活動を行う団体や学生がいることを知り、お互いの協力によってより学生による大学運営活性化の可能性を感じました。
※2) SPEC :Student Participation Encouragement Committee(日本語名称:学生参画運営委員会)。スチューデント・ジョブなどに携わる学生たちによる、大学改革のための学生参画活動を推進する委員会。
Q.学業とスチューデント・ジョブやサークル活動など、複数のことを行うために、どのような工夫をしていますか?
隙間時間を活用して、授業の課題を終わらせるようにしています。大学3年生になり、今までよりもレポート作成にかける時間が増えてきました。大学から自宅までが遠く、通学時間が長いので、その時間に本を読み、論文に目を通したりしています。
Q.SPECやスチューデント・ジョブについて、足りない部分、大学側に提言したい部分はどのようなことでしょうか。
スチューデント・ジョブを初めとした大学の学生参画に関する知名度がまだまだ高くはない、という点が現状の問題点であると考えます。
SPECに参加してみて、さまざまな部署との結び付きが得られたので、これを生かしてさらに共働しながらよりサービス向上につなげ、学内での知名度を上げていけたらと思います。
Q.これからの抱負やチャレンジしようと思っていることを教えてください。
現在、中国語の勉強に力を入れています。内閣府主催の日本・中国青年親善交流事業の日本の代表青年に選んでいただきました。勉強会や大使館訪問を通じて、学び得たことを生かし、10月から11月にかけては、12日間にわたって中国の企業視察や大学生との交流活動を行いました。せっかくのチャンスを有意義なものとするために、中国語に加えて、日本と中国それぞれの文化について勉強している真っ最中です。
このような学外での学びも、さまざまな国籍の来訪者のあるポータルオフィスでの仕事につなげていけたらと思います。
Q.大学や外部団体から奨学金は取得していますか?取得している場合、具体的な奨学金の名称・金額を教えてください。
奨学金は取得していません。
授業期間中の1週間の過ごし方
[SPEC活動紹介]