幅広いニーズに応える朝食へ
【取材・文】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
文学部 2年 我妻 はな(あがつま・はな)
毎年春・秋に各キャンパスで開催されている「100円朝食」。早稲田大学の学部・大学院生であれば、誰でも100円でバランスの取れた朝食を食べることができます(要学生証・各日100食限定)。
※100円朝食は期間限定での提供となります。詳細はこちらをご覧ください。
その「100円朝食」に変革が起きました。学生の声を基にした新メニュー「チキンチーズカツ定食」が登場し、さらにご飯の量が大盛り・普通(240g)・小盛りから選べるようになりました。大盛りは特に所沢キャンパスで人気が高いそうです。
きょうだいが多く、食事のタイミングも合わないわが家では、いつしか朝食はセルフサービスになっています。「朝ご飯、何かある?」と母に尋ねると、大抵「ご飯」と即答されてしまいます。これは、「昨日炊いたお米は残っているよ、それ以外は自分で考えて」という意味。苦笑しながら冷蔵庫を開け、自分でおかずを探すのが日課です。三食ガッツリ食べたい私は朝から妥協しません。昨晩の残りのカレーやから揚げでしっかりおなかを満たして大学に向かっています。けれども、きょうだいに先におかずを取られてしまうことも多く、何を食べたらいいのか困ることもあるのです。そんな私が朝から頭を悩ませることなく、100円でたっぷりの朝食が食べられるのはうれしいなと思いながら、戸山カフェテリアに向かいました。
この週は「チキンチーズカツ定食」または「サバみそ煮定食」のいずれかを選べましたが、男女問わずカツが人気のようです。私も迷わずカツを選びました。ご飯はもちろん大盛り。台に並んだご飯を取ろうとしたら「それは普通盛りですよ」とスタッフの方。ええー、大盛りってこれより多いの!? と思いつつも、笑顔で茶わんを受け取ります。
カツにチーズの組み合わせ…期待通り、いや期待以上のボリュームでした。サックリとした食感を楽しんでいると、存在感抜群のチーズが口に広がります。カツにキャベツは王道ですが、今回は切り干し大根の存在が光っていました。食べている途中でさっぱりしたものが欲しくなったとき、切り干し大根をつまむと食欲がアップします。大盛りご飯とおかずのバランスに苦戦して、最後の方はおかずが無くなってきてしまいました。カツは少し味が薄いので、大盛りごはんを選んだ場合は置いてある調味料で、味を調節しながら食べるのがお勧めです。
朝食を家で食べると、大学に着くころには小腹がすいていることもあるのですが(笑)、この日はばっちり満腹感を得た状態で1限に向かうことができました。
新メニューが登場し、ご飯の量も選べるようになった100円朝食。今までの100円朝食に物足りなさを感じていた人も、きっと満足できるはずです。しっかり食べて1限に臨みたい人も、普段からワセメシで胃を鍛えている人も、ぜひ新しくなった100円朝食を味わってみてください!
【主催】
- 早稲田大学学生部学生生活課
- 早稲田大学学生健康増進互助委員会
- 早稲田大学生活協同組合