スタミナ抜群のボリューム満点丼が魅力
「中華 大真」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
人間科学部 3年 西村 凜花(にしむら・りんか)
小手指駅と共に所沢キャンパスの最寄り駅である西武池袋線狭山ヶ丘駅。この駅から徒歩約5分の場所に、「おいしくておなかいっぱい食べられる!」と評判のお店があります。その名も「大真(だいしん)」。地域に根差した中華料理店で、ラーメンや丼ぶりを1,000円前後で食べることができます。
地元の方はもちろん、所沢キャンパスに通う競走部、水泳部、スキー部など体育各部の部員たちが足しげく通い、行列ができる日も珍しくありません。最近は海外からのお客さんも増えているのだとか。

お店の外観。黒い壁と大きな「大真」の看板が目印
お店の名前の由来は、店主の薦田(こもだ)真吾さんの「真」と、創業時からお店を一緒に切り盛りしている石原大吾さんの「大」の、お二人の名前から一文字ずつ取ったもの。
店内には箱根駅伝に出場した競走部の部員から毎年贈られる色紙が飾られており、多くの学生がお世話になっていることが分かります。「量でがっかりさせたくない」というこだわりで、どのメニューも迫力満点のボリュームとおいしさ! 満腹はもちろん、心からの満足までしっかりと味わえる1軒です。今回はなんと110種類以上もあるメニューの中から、学生に特に人気の「スタミナキムチチャーハン」と「豚トロロ丼」をいただきました。
写真左:店内の様子。カウンターが6席、テーブル席が12席あり、落ち着いた和の雰囲気
写真右:店内奥にある畳の小上がりスペースに飾られている競走部の色紙。監督や出走した選手のサインが書かれている
まずは「スタミナキムチチャーハン」、通称「スタ飯」。大皿に山のように盛られたこの一品は、「チャーハンの上に豚キムチをのせて欲しい」というお客さんの声から生まれた、“リクエストメニュー”。テーブルに置かれた瞬間、そのビジュアルの迫力に思わず「おぉ!」と声が出ました!
卵やネギ、ナルトなどが入った香ばしい大盛りチャーハンの上に、たくさんのピリ辛豚キムチと温泉卵がとろり。チャーハンは醤油ベースでしっかりと味付けされています。付け合わせのスープは、豚骨が少し入った鶏ガラベース。帆立の貝柱の出汁が入っている醤油だれによってコクが出ています。チャーハンとスープの「濃い×濃い」とキムチのシャキシャキ感がアクセントになって食欲を刺激し、スプーンを持つ手が止まりません。途中で温泉卵を絡めるとまろやかな味に変わるので、最後まで飽きずに食べられる一品です。

「スタミナキムチチャーハン」1,150円。スープ付き
続いていただいたのは、「豚トロロ丼」。こちらも学生に人気のメニューで、食べる前からおなかが喜びそうなビジュアルです。丼いっぱいに盛られた白飯の上には、たっぷりすりおろした長芋のトロロ。その上に甘辛く味付けされた豚肉と刻みネギ、そして卵黄がトッピングされています。卵黄を崩して口にするとコクが増し、味に奥行きが出るのも魅力の一つ。豚肉の濃い味付けに対し、トロロのやさしい食感が絶妙にマッチして、丼物ですがペロリと食べられます。体をたくさん動かした日の締めにぴったりです。

「豚トロロ丼」1,050円。こちらもスープ付き
練習を終えた体育各部の部員たちが、力を補給しに訪れる「大真」。ボリューム満点の料理で迎えてくれるので、もし食べきれなかった場合でも、用意されているパックに詰めて持ち帰りが可能です。また、雨の日でも、体育各部の寮まで出前対応をしてくれるなど、思いやりがあふれています。
心もおなかも満たされる料理を味わいに、所沢キャンパスに来た際は、ぜひ一度足を運んでみてください。あなたのお気に入りメニューも、きっと見つかるはずです!
店舗情報
【店名】中華 大真
【住所】埼玉県所沢市狭山ヶ丘1-2990-27
【TEL】04-2947-5004
【営業時間】11:30~15:00、17:00~21:00
【定休日】火曜日
※記事中の価格は全て税込み。
店主の薦田さんから早大生へ一言。
「来店してくれる早大生の皆さん! いつもきれいに食べてくれてありがとうございます!」