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本質と合理性とインセンティブ

本質を考えず、合理的に行動する人間は多い。だからこそ、会社でも学校でも管理者は、社員や学生が合理的に本質的な行動をとるようにインセンティブを付けるのだろう。

学生にあらゆる学問を修得させ、有能な人材を育成することが大学の持つ「本質」だろう。一定の単位を取得した学生は有能な人材として太鼓判を押され、大学を卒業するわけだ。だが学生の中には、単位を取得することが目的となり、さらに出席さえすれば単位を「もらえる」と思っている者もいる。そのため、合理的に単位を取得するため、異様なまでに出席にこだわる者がいる。

「全部授業に出たのに、なんで不可なんですか?」

私にとってはどうしても分からないのだ。そもそも出席していようがいなかろうが、学生が学問を修得してさえいれば、単位は取得できる。出席させること自体が講義の目的ではない。出席に点数を付けることは、本質を錯覚させる要因でしかない。学生が本質を錯覚せず、自然と合理的な行動をしたときに本質を得られるようにするためには、どんなインセンティブを付けるべきなのか。魅力的な授業? 果たしてそれだけで5万人の早稲田生全員が学問の修得に意味を見いだせるのだろうか。

これを書いている小生にとって、大学は友達に会ってサークル活動に没頭するための場所だった。研究に魅せられて、アカデミアに入ろうと思ったのは、何がきっかけだったのだろうか。

(S)

第1108回

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