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張りと緩みのバランス

3年後の1万円札の絵柄は福沢諭吉から渋沢栄一に変わる。放映中の大河ドラマ『青天を衝(つ)け』の主人公が渋沢栄一である。渋沢は幼少から論語を嗜(たしな)んでおり『論語と算盤(そろばん)』という本があるが、一読してみてはどうだろう。さて、受験を乗り越え入学したばかりの1年生、コロナ禍で大学に通えなかった2年生は、今まさにキャンパスライフを楽しんでいると思う。こんなときは『論語』がスーッと入ってくる。(1)子曰(いわ)く、徳は孤(こ)ならず必ず隣あり、(2)子曰く、之を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。大学で仲間ができて、その学びがさらなる楽しみの境地へとつながる、今はその入り口だ。

ところで、皆さんは「五月病」をご存じか。ヒトの体調はリズムがあり一定の周期で上がり下がりする。頑張ったら疲れが出るのは当然である。4月から緊張と頑張りが続き、肉体的にも精神的にも疲れが出るころが5~6月である。調子がおかしいな、どうも変だなと気付いたら少しペースダウン。そんなときに『老子』をお薦めしたい。『老子』は『論語』の逆説的な存在である。(1)上善は水のごとし、(2)跂(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず…。競争社会で焦らない、気楽にいこう、ありのままの自分でいいと気付くでしょう。攻めのときは『論語』、ホッと一息つくときは『老子』がいい。勉強部屋には『論語』、寝床には『老子』を置こう。

(MI)

第1100回

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