「学生参画・スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
総長室オリンピック・パラリンピック事業推進プロジェクト室 学生スタッフ
政治経済学部 3年 清水 理愛(しみず・りえ)
大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。実際の「学生参画・スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのようなスケジュールで携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。今回は政治経済学部に在籍し、総長室オリンピック・パラリンピック事業推進プロジェクト室(以下、オリパラPJ室)の学生スタッフとして働く清水理愛さんです。主に広報業務を担当し、早稲田に関連するアスリートの活躍を発信している清水さんの日常を紹介します。
Q. 学生参画・スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
2020年の2月から勤務を開始しました。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
実は、東京2020オリンピック・パラリンピックボランティア募集の時期(2018年9月~12月)には、東京2020大会にあまり関心がありませんでした。しかし、東京開催という機会はめったにないので、何かしらの形で関わりたいと徐々に思うようになりました。そんな中、2019年の12月ごろ、学内の学生参画・スチューデント・ジョブとして、東京2020大会に関われる機会があることを知り、応募しました。
Q. どんな活動をしていますか?
広報活動や経理処理が主な仕事です。広報活動では、まず早稲田大学の校友(卒業生)・在学生にどのような選手がいて、これまでにどう活躍してきたかを調査し、データべ―スを作成しています。それに基づき、各種目の大会日程などの動向調査を行い、実施された大会で選手の活躍があれば、SNS(Twitter、Facebook)を通じて発信しています。他にも、オリパラPJ室のWebサイトの編集・更新作業や、毎月配信のメールマガジンの作成も行っています。経理処理では、オリパラPJ室に送られてくる請求書に対して帳票を作成し、学内の検収担当者に提出しています。
4月からは新型コロナウイルスの流行に伴い、大学全体で在宅勤務となったため、主に広報の仕事を行ってきました。
(左)SNSでの情報発信のため、広報物を閲覧 (右)経理書類を作成後、間違いがないか確認
Q. 学生参画・スチューデント・ジョブに参加するようになって感じたことを教えてください。
まず、早稲田大学関係のアスリートを調べていて、思っていた以上に活躍している選手が多くいることを知り、驚きました。
また、これまでに経験してきたアルバイトは飲食店での接客業が中心だったので、事務作業をする機会はほとんどありませんでしたが、学生参画・スチューデント・ジョブを通じて、ビジネスメールの書き方や電話のかけ方など、将来どのような仕事に就いても役に立つスキルを習得できました。他にも、経理の処理については、組織におけるお金のやり取りの細かさや厳しさを学び、大学運営の一端を知ることができました。スチューデント・ジョブで働いていなければ、学生の大学生活を支えてくれている事務の方々の仕事を深く知る機会はなかったと思うので、非常に良い経験になっていると感じています。

オリパラPJ室内でのミーティングの様子(右手前が清水さん)
Q. 学業と学生参画、サークル活動など、複数のことを両立させるために、どのような工夫をされていますか?
今年の春休み期間中は、自分の予定に合わせて出勤日を調整し、春学期期間中は在宅勤務をしていました。私が春学期に履修していた科目はほとんどがオンデマンド授業で、いつでも講義を受けられたので、午前中に在宅勤務、午後から授業を受けるという生活を送っていました。春学期は、サークル活動や友人と外食するといった余暇が制限されてしまい、それまでの学生生活とは大きく変わってしまいましたが、その分、学業と学生参画・スチューデント・ジョブの両立はしやすかったです。
Q.学生参画・スチューデント・ジョブについて、足りない部分や、大学に提言したいことはありますか。
学生参画・スチューデント・ジョブは、大学生でありながら、大学の業務に携われる非常に良いシステムだと感じています。しかし、私の周りにはこの制度を知らなかったという友人も多くいたので、もっと周知してもよいのではないかと思います。
Q. 今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
東京2020大会が延期となってしまい、見通しが立てづらい状況ではありますが、広報の仕事を通して、まずは一人でも多くの早大生に「こんな種目でも校友・在学生が活躍しているんだ」と、興味を持ってもらえるよう努力していきたいです。そして、来年無事に東京2020大会が開催される時には、早稲田大学からオリンピック・パラリンピックを盛り上げられるよう、頑張っていきたいです。