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一人という「密度」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、至るところで「密度」という言葉を聞くようになった。政府による緊急事態宣言発出後にStay Homeを強いられた私も、Waseda Moodleにアップロードする授業動画を自宅で作成しながら、ニュースから流れてくる「密度」という言葉に、ふと昔見たテレビドラマ『ドラゴン桜』の桜木先生の名言を思い出した。

「良い教師について正しく学ぶ。それが最速にして最善の方法だと世の中の大半の連中は思ってる。だがよ、一つだけ、一人で学ぶ独習に敵わない部分がある。それはな、密度だ。勉強に打ち込む時間の濃さだ。孤独ゆえに濃く、そして濃いがゆえに強い。」(TBSテレビ『ドラゴン桜 』第10話)

桜木先生の名言としてさまざまな箇所で数多く引用されているので、一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

10年以上前になるが、米国の大学院生活の思い出がよみがえってきた。大学のキャンパス内の図書館や当時暮らしていたシェアハウスの自室に巣ごもりしながら、履修していた授業のテキストや論文を、蛍光ペン片手に平日も週末も読みあさる毎日。米国では1週間に1科目100ページ以上のリーディング課題が課されることはザラにある。異文化圏で生活を送ることは必ずしも全てが楽しいことばかりではなかった。しかし、英語教育の英文に毎日向き合い、一人で「読む」という行為に没頭した時間は何事にも代えがたい濃い時間になり、それがその後の教員人生の土台となった。

皆さんのStay Homeも、興味関心のあることに打ち込む貴重な時間、そして、好きな勉強や研究が何なのかを見つける「密度」の濃い時間であることを切に願いたい。

(D.S)

第1076回

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