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ティタノサウルス形類の恐竜の化石、「丹波竜」が発掘された兵庫県丹波市

早大出身の作家・江上剛氏も幼少期を過ごした 

教育学部 3年 濱井 正吾(はまい・しょうご)

私の生まれ育った兵庫県山南(さんなん)町は、「平成の大合併」と呼ばれる市町村統廃合の動きを受け、四つの合併。2004年に丹波市山南町として生まれ変わりました。

新たに誕生した丹波市の面積は493.2平方キロメートルで県内5位の広さですが、人口は約6万人の小さな自治体です。豊かな自然に囲まれ、子どものころは父と一緒に近隣の川でよく釣りをしました。また、母校の中学校は、全校生徒が200人にも満たない小規模の学校で、同級生は50名ほど。みんな同じ小学校から一緒に進学するため仲が良く、素直で人懐こい人ばかりでした。都会に出た後、同級生に中学の卒業アルバムを見せると、アルバムの薄さと生徒数の少なさに驚かれることが少なくありません。

左:家族でよく釣りに行った篠山川で(前列左から弟、妹、筆者、後方が父) 右:高校の通学時にいつも目にしていた谷川駅前のモニュメント

んな広くて小さな丹波市ですが、2006年に日本で初めてティタノサウルス形類恐竜の化石「丹波竜」が発掘され、それから「恐竜の町」として町おこしを進めてきました。町には化石レプリカが展示されている恐竜発掘現場の展望広場や、丹波竜の実物大モニュメント恐竜骨格をモチーフにした遊具などが設置されている丹波竜の里公園があり、元気村かみくげでは週末と祝日に化石発掘体験をすることもできます。ちなみに、私は隣接する丹波篠山市の高校へ電車で通学していたのですが、最寄りのJR福知山線の谷川駅前に、大きな恐竜のモニュメントが置かれ、毎日見守ってくれているように感じていました。 

左:「波竜の里公園」にある「丹波竜」の実物大(体長15m、体高7m)モニュメント 右:1億年前の地層(篠山層群)から国内最大級の草食恐竜、丹波竜の化石が発見された場所

私の出身小・中学校主なOB早稲田大学の大先輩でもある作家の江上剛さんがいます。著作『ピエタの時代』(文芸社)私小説的な側面があり半世紀前の丹波での生活と、早稲田での生活をもとストーリーを構築しています現在東京で活躍される江上さんも、私と同じように大自然に囲まれて幼少期を送ったのだと思うと、エネルギーをもらえます。 

江上剛さんが幼少期に住んでいた旧小畑村の現在の姿

私は競争とは無縁の、ゆっくりと流れる田舎で育ったおかげで精神に余裕を持つことができ、充実した大学生活を送ることができています。年に2回しか帰省できませんが、いつもの喧騒(けんそう)から離れて故郷でのんびりと過ごす時間があるからこそ都会競争社会で頑張ることができますしかし、この春休みは新型コロナウイルスの影響で地元に帰ることができませんでした 

私の地元からも感染者が出たのですが、ロナ禍で未曾有(みぞう)の国難に遭遇していると言えるでしょう。こうした危機に際して私も微力ながら故郷の力になりたいと思い、知人の貿易会社から入手できたマスク2,000枚を4月に兵庫県寄付させていただきました。

の状況が落ち着いたら帰省し大自然に囲まれた故郷のおいしい空気を吸って、都会で頑張るまた充填(じゅうてん)したいと考えています。 

左:兵庫県庁へ寄付したマスク 右:兵庫県から届いたお礼状

◎兵庫県はこんなところ ◎

北は日本海、南は瀬戸内海の2つの海に接し、北部は豪雪地帯に指定されている。面積は近畿地方の府県で最大の約8,400㎢。人口は約545万人(2020年5月)で、国内7位。南部の瀬戸内海沿岸は近畿圏最多の工場立地数。一方で、中部から北部の主な産業は農林水産業。県のほぼ中央を日本標準時子午線(東経135度)が南北に通過する。県庁所在地の神戸市は、山に囲まれた国際的な港町。東京から神戸市までは、新幹線で約3時間10分。

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