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~早稲田からスペインへ~苦境の観光業 学び生かし日本の魅力を発信したい

1日1回は友達と過ごすことを意識して、後悔のない留学生活を

法学部 4年 德永 知之(とくなが・ともゆき)

国営ホテル「パラドール」でのインターンシップ中の1枚。背景に写っているのは世界遺産「ヘネラリフェ庭園」

私は2019年9月から2020年3月まで、留学センターの交換留学制度(EX-R)で、スペインのグラナダ大学へ留学しました。スペインを留学先に選んだのは、第二外国語の授業でスペイン語を履修したことがきっかけでした。中でもグラナダは、約800年間イスラム教徒に支配された街で、日本とは異なる歴史を持つこの地に、とても興味を引かれました。

もともと語学や地理・歴史が好きだったので、観光学を学びたいと考え、大学ではスペインの観光政策など、観光に特化した授業を1週間に8コマ履修しました。授業は現地の学生と一緒に受けたため、スペイン語が分からないこともありましたが、そんなときは授業後に教授に質問に行き、個別にレクチャーしてもらうことで理解を深めました。

一番印象に残っているのは、アンダルシア州の観光資源に関する授業です。というのも、授業の一環で、首都マドリードで開催された「観光博覧会」へ行くことができたからです。スペイン国内はもちろん、世界中の国が出展し、大変見応えのある博覧会でした。日本のブースでは空手の演武を披露しており、日本の魅力をどのように世界へアピールしているのかを知ることができました。

観光博覧会の様子

グラナダ大学の中庭

課外活動では、日本語の授業の手伝いをしたり、国際学会に参加する研究者に向け、グラナダのガイドブックを英語と日本語で作ったりしました。また、留学中は大学と現場の両方で学ぶことを心掛け、インターンシップ科目では、高級国営ホテル「パラドール」のレセプション係として2カ月間働きました。

グラナダ大学はメンター制度が充実しており、留学生一人一人に、現地の大学生と教授が付いてサポートしてくれました。もしグラナダ大学に留学する機会があったら、彼らとの出会いを大切に、いろいろなことを質問してみてください。そうすればグラナダでの最初の友達ができ、大学にまつわる豆知識も教えてもらえます。また、これはどこへ留学しても言えることですが、1日1回は友達と過ごすことを意識してみてください。毎日を大切に過ごせば、後悔のない留学生活を送ることができるはずです。

私は、大学と寮でたくさんの友達を作ることができました。大学の友達とは授業終わりに一緒にご飯を食べ、寮の友達とは週末にクラブや観光に出掛けました。街にある娯楽施設のほとんどが徒歩圏内で充実していますし、学生の街ということもあって、他の街に比べて物価が安く、留学生活を過ごす上で最高の環境だと思いました。

寮の友達と「アルハンブラ宮殿」へ訪れたときのショット。グラナダ大学の学生は無料で入場できます(右から2人目が筆者)

クリスマス休暇中は寮が閉まるため、スペイン人の友達の地元を訪れ、家に泊めてもらいながら全国を旅行しました。一番の思い出は、バスク地方にあるヴィトリアという街で、大みそかパーティーをしたことです。スペインには、カウントダウンの鐘の音に合わせて12粒のブドウを食べながら願い事をすると、幸運がもたらされるという風習があります。私もブドウを食べて年越しをした後、友達と翌朝まで街のクラブで過ごしました。

大みそかパーティーの様子(右から3人目が筆者)

実は当初の予定では、私の留学は今年の7月まででした。しかし、新型コロナウイルスの影響により、途中で帰国を余儀なくされたのです。現在、観光業界も苦境に立たされていますが、卒業後は留学中に学んだ観光に関わる仕事をして、日本の魅力を世界に発信していきたいと思っています。

~グラナダに行って驚いたこと~

日本の居酒屋のお通しは有料がほとんどですが、スペインではバルでお酒を頼むと、「タパス」という小皿料理が無料で付いてきます。バルによっては、数種類のタパスから選ぶこともできます。また、モロッコに近いこともあり、街にはマクドナルドよりもケバブ屋の方が多いのも印象的でした。

そのほか、グラナダは日本と比べて生活リズムが2時間ほど遅いと感じました。例えば、食事の時間も昼食は午後2時、夕食は午後9時に食べるのが一般的です。ほとんどのスペイン人はおしゃべりが大好きで、特にグラナダには陽気で愛想がいい人が多いと思いました。共通の友達がいたら、確実に仲良くなることができます。

ケバブ屋で最も好きなメニュー「チキンポテト」。“締めのラーメン”感覚で、クラブに行った後によく食べていました

スペイン・グラナダはこんなところ

グラナダは、スペイン南部アンダルシア地方の都市で、かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の首都。イスラム教徒の栄華の象徴・アルハンブラ宮殿があり、異国情緒が漂う。日本からの直行便はなく、東京から首都マドリードは直行便で約14時間。マドリードからグラナダは高速鉄道AVEで約3時間。時差は日本より8時間遅れ(サマータイム期間中は7時間遅れ)。

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