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ワセダのヒドゥン・カリキュラム

ある授業で、様々な学部に所属する4年生の学生に毎年投げかける問いがある。それは、早稲田大学で4年間学んだという共通の基盤からして、「早稲田らしさ」とは具体的にどのようなことを指すと思われるか、という問いである。授業に参加した学生には、まず「キーワード」を明らかにしてから、その中身について紹介し、そのように判断した理由を説明してもらうことにしている。

出席する学生は毎年異なるわけだが、不思議なことに提起されるキーワードはほとんどが同一のものであった。順不同で例を掲げると、例えば「自由」「自主自立」「多様性」「バイタリティ」「個性」「ネットワーク」などだが、決まって毎年ほぼ同じキーワードが挙げられている。それらには、温かく前向きなメッセージが感じられた。

特に授業で学んだわけではあるまい。個々の学生がサークル活動も含む多様な場所からごく自然に吸収した要素が、イメージとして定着した結果と見ることもできよう。実はかく申す私自身もかつて早稲田大学で学んだわけだが、卒業してからもうかなり長い時間が経過しているにも関わらず、学生が挙げた「早稲田らしさ」にはいつも共感させられる。

早稲田大学には、まさに「ワセダのヒドゥン・カリキュラム」とも称すべきものがあるような気がする。わたくしたちは表面化しないカリキュラムから、意識するしないに関わらず、極めて多くを学んでいるのではあるまいか。この隠れたカリキュラムの内実は、関係者の間で長く静かに共有されている。

(MM)

第1069回

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