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スポーツ科学部総代・間瀬勇希「縦にも横にも広がる早稲田の輪」

2019年度卒業 総代メッセージ【2020年度入学記念号】

スポーツ科学部総代・間瀬 勇希(ませ・ゆうき)さん

ゼミ長と柔道部主務を経験して学んだこと

大学時代の思い出と言えば、学業ではスポーツ心理学ゼミで、ゼミ長を務めたことです。勉強面はもちろんのこと、それ以外の部分でもみんなを引っ張っていけたらと思い、常に責任のある行動を心掛けて取り組みました。

学業以外では、やはり早稲田大学柔道部での活動が大学生活の基盤だったと思います。柔道部では主務という役職に就き、部の運営に関するさまざまな経験をさせていただきました。部の活動のほとんどのことに関わる責任ある立場で、みんなをどのようにまとめて、いい方向に持っていけるかを常に意識していました。部員同士のこと、指導陣とのすり合わせ、OBとの仲介役など、さまざまな方々との関係性を取り持つ立場となって精神的に成長できたと感じています。

全国大会ベスト8の目標を達成

また、4年次には柔道部として51年ぶりに全国大会でベスト8に入賞することができました。この「全国ベスト8」は長年、柔道部の目標であり、私たちの代で一緒に取り組んできた仲間たちと達成できたことは本当にうれしい経験でした。そして、次の代がそれ以上の結果を残せるような足掛かりになったかなと思います。

51年ぶりの全国大会でベスト8が決まった瞬間

ゼミでも、そして柔道部の活動でも感じたのは、自分一人でできることには限界がある、ということです。会計面や広報活動、合宿計画などなど、主務としてやるべき仕事は多岐にわたるからこそ、自分一人ではできないことがどうしても出てきます。そして、主務の活動に忙殺されていては、私自身の練習時間の確保もままなりません。選手と主務、どちらも両立させる上では、同期の仲間や後輩たちの助けを借りて分担していくことが必要不可欠でした。おかげで、多くの人の助けを借りることによって可能性はいくらでも増やすことができる、ということを学びました。

多種多様な人とのつながりを

柔道の試合に臨む間瀬さん(左)

卒業後、4月からは建設会社に入社します。建設業界と言えば、建物自体のプロジェクト規模も大きいですし、当然、関わる人の数も多くなり、建物を使用する人も含めればより多くの人に影響を与える仕事と言えます。だからこそ、私自身が努力するのは当然のこと、多くの助けを得ながら事業に取り組む必要があるはずです。ゼミで、そして柔道部で学んだことを生かしていきたいと思っています。

振り返ってみると、早稲田大学は、横には何千人という同期がいて、縦にもたくさんの校友の方々がいらっしゃり、後輩もいます。これほど横にも縦にもつながりが広がる場所はそうそうないはずです。私自身、部のOBの方にお世話になったように、OBからすれば、早稲田生というのはつい面倒を見たくなる対象なんだと思います。そんな風に、多種多様な人とつながりを持てる環境を新入生の皆さんにもぜひ生かしていただきたいなと思います。

大学は自分の考えや意思次第で、どこまでもやれることが広がります。その分、責任も伴うことを意識しつつ、時間がある今のうちに、自分は何ができるのか、何をしたいのかをしっかり考えてみてください。

取材・文:オグマナオト(2002年、第二文学部卒)

撮影:石垣星児

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