松代セミナーハウスに泊まって過ごす1泊2日の週末プラン、2日目がスタートです。
1日目はこちらをご覧ください。
7:30~8:30 朝食
- 朝食648円
- 鈴木幸春さん(左)
食事の時間が決まっているセミナーハウスでは、朝食は7:30から。初夏にしか採れない「根曲がり竹」が入ったみそ汁や焼き魚などの栄養満点のメニューで、朝から元気いっぱいに。十日町市松代支所地域振興課課長補佐の鈴木幸春(すずき・ゆきはる)さんがお迎えに来てくれて、2日目がスタートです!
10:00~12:00 松代城展望台で武将・忍者なりきり体験
上杉謙信ゆかりの狼煙(のろし)台があった場所が現在公園になっており、天守閣を模した松代城展望台があります。今回は「越後まつだい冬の陣」スタッフのご協力により、早大生のために特別なイベントを実施してくださいました。
- 忍者コスプレも
- 具足を身に付けて
初めての“サムライ&ニンジャコスプレ”に、みんな大喜び。「毎年3月に『越後まつだい冬の陣』というお祭りで雪中鉄人レースを開催していて、ここはそのゴール地点となっています。完走者には抽選でハワイへ『遠島の刑』など豪華賞品が用意されていて、早稲田の学生さんも参加していますよ。この武将・忍者なりきり体験会は、そのイベント時にも実施しています」という樋口さんの説明に、一同「参加したい!」と盛り上がります。鎧(よろい)の重さによろめきつつ、写真撮影を思う存分楽しみました。
12:15~13:15 「割烹そば処 松苧」で新潟発祥のそばを味わう
コスプレ体験の後は、地元の人気店「割烹そば処 松苧」で、新潟県魚沼地方発祥のフノリ(海藻)をつなぎに使用したそばと山菜の天ぷら(セットで1,300円)をいただきました。こちらのそばは、つけ汁に生のクルミを割り入れて、ニンニクに似た「アサヅキ(アサツキ)」と一緒に食べるのが特徴だとか。カラムシ、アンニンゴ、ゲンノショウコ、ウルイなど、初めて食べる山菜に舌鼓を打ちました。

少し青みがかっているフノリ入りのそば
- 食べ方に興味津々
- アサヅキ
- 材料の山菜
- ほろ苦いウルイの花
13:30~14:30 まつだい郷土資料館で茶飲み話
いよいよ最後の目的地、築約140年の民家を利用した郷土資料館には、古い民具や資料が展示されています(入館料300円)。地元の方といろりを囲んでお話ができるのも、この資料館のいいところ。中越地方の伝統食「あんぼ」(米粉のまんじゅう)をいただきながら、雪深い土地の昔の暮らしに思いをはせます。
- 文化史が学べる
- いろりを囲んで
14:59 まつだい駅から東京へ
あっという間に帰る時間に。新鮮な体験ばかりで、学ぶことの多かった松代での2日間。今回のツアーを企画・実施してくださった、樋口さん、鈴木さん、そして木戸さんご夫妻に別れを告げます。今回参加した留学生のほとんどが8月で帰国予定ですが、「またきっと松代に帰ってきます!」と固く握手を交わし、帰路につきました。
参加学生の声
- 自然は故郷のハンガリーにもありますが、棚田のパノラマはここでしか見られません。特別な体験ができて、2日間とても楽しかったです。(政治経済学部 1年 バレント・ゲルゴ・シュレット)
- 雲海を見下ろす温泉が最高でした! 忘れられない思い出ができました。〔国際教養学部 4年 許 景華(キョ・ケイカ)〕
- 自分たちだけで来たら、松代で何をしたらいいか分からなかったと思います。期待以上のプランを組んでいただき、ありがとうございました!〔先進理工学研究科 修士課程 2年 栄田 源(さかえだ・げん)〕

参加者の西早稲田留学生寮入寮生。後列左から、国教2年 小林 渚早(こばやし・なぎさ、日本)、創造研修士1年 ゴラムレザ・モウセニ(イラン)、政経1年 バレント・ゲルゴ・シュレット(ハンガリー)、先進研修士2年 栄田 源(さかえだ・げん、日本)。前列左から、日本語教育研究センター1年 ジェイミー・リトル(英国)、国教1年 サムソン・ゴー・カン・レー(マレーシア)、政経1年 焦 易博(ショウ・イハク、中国)、国教1年 マイケル・サム(米国)、商学4年 キョ・テツセイ(米国)、国教4年 許 景華(キョ・ケイカ、台湾)。小林さんと栄田さんはRA(レジデント・アシスタント)
※記事内の価格は全て税込み。また、掲載情報は2017年6月現在のものとなります。
取材協力:十日町市松代支所地域振興課 有限会社松代早稲田協力会
セミナーハウス利用方法
早稲田大学セミナーハウスがあるのは、軽井沢(長野県北佐久郡)、松代(新潟県十日町市)、菅平(長野県上田市)、伊豆川奈(静岡県伊東市)、鴨川(千葉県鴨川市)、本庄(埼玉県本庄市)の全国6カ所(※)。全てMyWasedaから予約します。ゼミや研究室、サークルだけでなく、学生有志でも利用が可能です。また、宿泊を伴わない利用に限り、校友(卒業生)の利用も受け付けています。予約方法の詳細は、セミナーハウス申し込みマニュアルをご覧ください。
※:軽井沢・松代は4月下旬から11月上旬の開設。それ以外は通年利用可能。
◆セミナーハウスは、一般の旅館やホテルとは異なり、セルフサービスが原則です。また、利用上のルールがありますので、管理人の指示に従ってください。
松代セミナーハウス
所在地:〒942-1534 新潟県十日町市蒲生字トロノキ676-2
電話:025-597-2129/FAX:025-597-2132
事務取扱時間:8:00~20:00(時間厳守・電話による問い合わせもこの時間内に限る)
開設期間:4月下旬から11月上旬
チェックイン:13:00~17:00/チェックアウト:10:00(時間厳守)
予約に関する問い合わせ:早稲田大学学生部学生生活課
松代セミナーハウス利用にあたり
- 今回のツアーにおいて、松代地域内は全て車移動となっています。同じ旅程を組む場合は、自家用車・バスなどを手配してください。
- 「武将・忍者なりきり体験」は3月第2週開催の「越後まつだい冬の陣」で体験できるほか、イベント時などに不定期で実施されています。開催日程などは、十日町市松代支所地域振興課にお問い合わせください。
【次回特集予告】7月17日(月)公開「研究特集」