10月13日、今年も静岡県のサイエンス・スクールに指定されている静岡県立下田高等学校の1年生、38名が理数科研修の一環としてTWInsにいらっしゃいました。
まずは教室にてTWIns設立の経緯と設計コンセプトである『壁の無い研究環境』について説明があり、続いて3つのグループに分かれ、TWIns所属の学生や職員がガイドを務める館内ツアーに出発しました。
ツアーでは『壁の無い研究環境』を実際に体感して貰いました。
東京女子医科大学と早稲田大学の共有エリアでは、両大学が自由にミーティングを行うことができる融合スペースにおいて、実際に学生が議論を交わす姿をご覧いただきました。また、ラウンジでは両大学で開催されている研究交流会や懇親会にも触れ、日常から活発に交流が行われていることを紹介しました。
『壁の無い研究環境』を最も分かりやすく体感できる2Fの生命医科オープンラボでは、実験中の学生に話を聞くことができました。試験中のシャーレを手にしながら自身の研究内容を説明する学生に、生徒のみなさんは真剣な表情で聞き入っていました。
また1F生物学専修の実験室ではアフリカツメガエルを間近で見せてもらい、歓声があがりました。
B1Fでは総合機械実験室にて冠動脈バイパス手術用トレーニング機のBEAT YOUCANや、血管を内部から広げるステントの耐久試験装置を見学しました。実際に実験に使用している血管の模型に触れたり、ストロボを利用した耐久試験の様子を興味深そうに見る姿が印象的でした。
ツアーが終了すると教室に戻り、早稲田大学理工学術院の高西淳夫教授によるロボット開発に関する講義が行われました。高校生に身近なスマートフォンの話題から発展し、人間を科学的に理解するために開発が進められているという高西教授のロボット達が次々に紹介されていきました。
ツアーで見学したフルート演奏ロボットは胸に肺があり、横隔膜を使って演奏していることや、音程に合わせて唇の形が変わることなどが動画を使って改めて説明され、生徒の皆さんは食い入るように見ていました。
最後にTWInsの前で高西教授を囲んで記念撮影。皆さん笑顔でTWInsを後にされました。