「人間的力量」とは、どの分野であっても、周囲の人々の幸福の実現を目指す強い意思を持ち、多様な価値観や文化的背景を持つ人々を一つにまとめ上げ、そこにいる人々の心を動かし、リードしていく力のことを指します。早稲田大学にはこの「人間的力量」を育成する実践的な教育プログラムとして「人間的力量教育」を設置しています。「人間的力量教育」は大きく分けて次の6つのカテゴリーに分かれています。
学部での専門的な学習、キャリア形成に関連する学習による社会での体験を結びつけることにより、「理論と実践の好循環を志向したキャリア形成」を目指すプログラムです。理論と実践の両面から、広く、多面的に、客観的に自分の将来や進路選択について考察を深めてください。
WASEDAらしさの根底にあるもの、それは「多様性」。自由を重んじる風土のなか、性別、障がい、性的指向、性自認、国籍、エスニシティ、信条、年齢などに関 わらず、誰もが多様性を織りなす一人として個性や能力を存分に発揮できるよう、ダイバーシティ関連科目の授業を通して知識を広げ、理解を深めてください。
ボランティアのあり方や途上国の開発問題など幅広いテーマに触れることができます。さまざまな人と関わり合いながら思考を積み上げることで、新たな気づきをもたらしてくれるはずです。
地域連携をテーマに地域とのかかわり方・課題発見・分析方法などを学び、地域連携に必要なスキルを養成するコースです。グローバル化の時代にあっても、東京一極集中と地方の人口減少、高齢化によって、地域の課題はさらに増えていきます。ぜひ積極的に地域連携に取り組んでください。
リーダーシップはリーダーだけが有するものではなく、個人の考え方や他者との関係からも生まれるものです。自らのリーダーシップを鍛えるだけでなく、他者のリーダーシップを引き出したり、組織をよりよくするためのスキルを習得しましょう。
消費者の課題を解決するサービスをアイデアからカタチにするプロセスは、ソーシャルイノベーションにもつながります。また、ここで得ることができる新規事業化の知識や実践型教育の経験は、起業のみならず、就職後や研究者を志向する学生にとっても有用となります。
「人間的力量教育」の6つのカテゴリーに含まれる科目の中から、主要な「⼈間的⼒量育成科⽬」と「課外教育プログラム」を可視化できるようにカテゴライズしたものが「人間的力量育成マップ」です。当該マップを活用することで自信の成⻑ストーリーを描きながら、未来の自分を創り上げていきましょう。
早稲田大学では、⼈間的⼒量育成科⽬(正課科目)による理論的アプローチに加え、課外教育プログラムによる実践的アプローチを学生に提供しています。理論と実践を繰り返す”往還”により、学生の効果的な学習を促進します。
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