早稲田大学OCE室長 守口剛
コンティニューイング・エデュケーション推進室(Office of Continuing Education :以下OCE)は、前身の社会人教育事業室を母体として2025年4月1日に発足しました。社会人教育事業室では、ビジネスパーソン向けの教育事業である WASEDA NEO、人生100年時代の大学 Life Redesign Collegeなどを運営してきました。OCEではこれらの事業を継続・発展させていくとともに、早稲田大学におけるリカレント教育、リスキリング・プログラムを全学的により一層推進するための、学内外におけるハブとしての機能を強化していきます。
現代は「人生100年時代」「VUCAの時代」とも呼ばれ、現役のビジネスパーソンが「働きながら学ぶこと」が重要視されています。学びを通じて自己の研鑽を重ね、常に知のアップデートを行うことで、急激な時代の変化に対応する柔軟性や、人生を強く生き抜くにあたっての“自身の強み”を常に持ち続けていくことが肝要です。
また、仕事や子育てを終えた方々にとっても、継続的な学びの機会を得ることや学びのコミュニティに参加することは、知的好奇心を刺激し社会との接点を保ち続けることにつながり、人生後半の生活の充実にも結びつくものと考えます。
早稲田大学は、1882年の創立以来、校外教育および社会人教育の推進に注力してきました。それぞれの学部・大学院にて展開される社会人向け入学支援制度の拡充はもとより、エクステンションセンターによるオープンカレッジ(公開講座)、通信教育課程(e-school)や、国内最大級のビジネススクールである大学院経営管理研究科など、多くの社会人が継続的に学ぶことができる多彩な環境をご用意しています。
早稲田大学OCEは、本学が創立以来展開してきた、人々の継続的な学びのための環境を、時代の変化に対応しながら、さらに推進していきます。
早稲田大学OCE室長
守口剛