5月24日(土)、今年度の田植えを行いました。昨年までは下流水田で稲作を行っていましたが、今年は中流水田を復田し、新たに稲作に取り組んでいます。
B地区の水田は全てで稲作をするのではなく、上流、中流、下流水田に分けローテンションで稲作を行って水田的環境を保っています。
この中流水田は長らく稲作をしておらず、事前にスタッフで復田作業を行いました。生い茂ったヨシの抜き取りや根の除去など、地道な手作業が多く、時間がかかりなかなか大変な準備となりましたが、無事田植えができる形になり、スタッフとしても感慨深いものがあります。
品種は彩のきずなという背丈が低い品種を使用しています。昨年しっかり成長してくれたので今年も育つのが楽しみです。
田植え当日は気温が低く、作業にはちょうど良い気候でした。
今回は地域の皆さまに加えWAVOC(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター)のメンバーの方々にもご参加いただき、総勢42名で作業を実施しました。
例年よりも多くの方にご参加いただいたこともあり、参加者の皆さまとスタッフのご協力のおかげで中流水田の1枚目、2枚目、そして3枚目の途中まで田植えを終えることができました。
田植えの様子
一直線に並んで、後ろに下がりながら約30cm間隔で一束ずつ植えていきます。
初めは泥に足を取られ苦戦している人も多くいましたが後半になるとだんだん慣れてきたのかペースも上がってきました。中流水田は下流水田に比べて浅く、昨年よりも作業がしやすく感じられました。
1枚目
本来であれば「間縄」という道具を使って、等間隔に苗を植えるのですが、一部にファミリースペースを設け、小さなお子さんたちには自由に植えてもらいました。
3枚目
人数が多かったため、向きを変えて植えました。 1、2枚目より泥が深く、はまってしまう方もいました。
仕上げと3枚目の残りはスタッフが行い、5月28日(水)にすべての田植えが完了しました。
また、羽化したばかりのトンボや上陸したての小さいニホンアカガエル(残念ながら写真は撮れませんでした)にも出会うことが出来ました。
綺麗に並んだ稲と水田に映る景色はとても綺麗です。秋の稲刈りが楽しみです。
今回ご参加いただいた皆さまも、参加を見送られた方も、秋の稲刈りにご参加いただければうれしく思います。
ご参加・ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
人間科学部人間環境科学科2年 杉浦 美羽
(稲刈りイベントの詳細は決定次第HPにてお知らせいたします)