雲南市は島根県東部に位置し、平成16年11月1日に大東町・加茂町・木次町・三刀屋町・吉田村・掛合町の6町村合併により発足した市です。人口減少が30年前から続いているため、中山間地域特有の少子高齢化が進行しています。
2007年プロジェクト発足時は6町村合併が行われた直後で、同一機能の公有施設が複数存在し、合併以前に建てられた既存公有施設の維持管理費が膨大にかかるなどの公有施設に関する問題を多く抱えていました。
早稲田大学古谷研究室では2007年度から内閣府都市再生モデル調査を雲南市と共同受託し、雲南市内の公有施設に関して現状調査を始めました。現在にいたるまで「さくらまつり」における空間提案による閑散化した商店街の再生、古民家・廃校を再生させた地域再生拠点としての「オーベルジュ雲南」や「入間交流センター」などの設計・施工を行っております。今後も各地区と連携を図りながらより良い空間やまちづくりに努めています。