建築学科古谷誠章研究室では、香川県小豆島堀越地区にて集落がこれからも更新し続けるための仕組みづくりを行っています。堀越地区は少子高齢化が進行していますが、近年は若い世代の移住者の方が増えつつあり、小規模ながら豊かな暮らしが営まれています。
本プロジェクトでは堀越の住民・町役場・様々な専門家の方と協働しながら、空き家を地域のリソースとして捉え直し、新たな移住者を呼び込みながら地域を更新していくためのサイクルの構築に取り組んでいます。これまで本プロジェクトでは、移住促進と空き家活用をベースに、瀬戸内芸術祭への作品出展、堀越地区の祭りへのプロダクト提案、堀越の暮らしの知恵を学ぶワークショップの開催などに取り組んできました。
特に4年目となる本年度は、旧堀越分校の教員住宅を堀越の文化や暮らし、移住促進につながる情報を学ぶ場となる「未来の堀越分校」のコアとして再び活用できるように改修計画を行っていきます。