早稲田大学創設者・大隈重信の偉業を顕彰する「大隈祭」が、2018年5月13日、佐賀市の大隈重信記念館で開催されました。
大隈重信の出身地である佐賀で毎年行われる大隈祭は、例年多くの地域の方々や本学関係者が出席しており、今年で38回目となります。
特に今年(2018年)は、明治維新150年の節目となる年であり、これを機に大隈の功績をより一層広く伝えるとともに、地域の方々との交流を深めるため、初めて本学応援部による演舞を行いました。

【大隈祭での演舞】
大隈祭当日は、早稲田大学大学史資料センターの廣木尚講師による記念講演「大隈重信にとっての歴史認識」や、地元の中高生による大隈をテーマにしたスピーチが行われた後、応援部による『紺碧の空』や校歌が奉納されました。迫力のある演舞と出席者との掛け合いなどにより、会場が一体となり、大いに盛り上がりました。
また、応援部は、東京の護国寺とともに菩提寺になっている龍泰寺を訪問し、校歌を奉納しました。今回の奉納は、護国寺をお参りする作法に倣って行いました。

【龍泰寺 大隈重信墓前にて】
今回、佐賀を訪問した応援部リーダーの木村太一さん(商学部4年)と応援部チアリーダーズの吉田雛子さん(国際教養学部4年)に、お話しを伺いました。
―早稲田大学の関係者にとって、聖地である佐賀への訪問で、どのようなことを感じましたか?
(木村さん)「大隈侯が創設者ということは知っていましたが、今まで『生前どのような人物だったか』知る機会があまりありませんでした。今回の訪問で、大隈侯と佐賀、早稲田大学のつながりが強く感じられました。今回感じた佐賀とのつながりを後輩にも引き継いでいきたいと思います。」
(吉田さん)「大学生活では、あまり大隈侯と佐賀のつながりはリンクしていませんでした。今回、佐賀に行って、現代においても、佐賀と早稲田のつながりが強まればと思いました。」

【応援部 木村さん】
―特に印象に残ったことは?
(吉田さん)「演舞をしているときに、お客さんに喜んでもらえたことがよかったと思います。現役の早稲田大学の学生の姿を見てもらうことで、佐賀のみなさんに早稲田の魅力を伝えたいと思いました。」
(木村さん)「お客さんのリアクションが一番印象に残りました。当日は雨など不安要素もありましたが、「できることをやる」という意識で臨み、佐賀のみなさんに早稲田大学を知ってもらいたいという気持ちで応援曲メドレーを行いました。とても喜んでもらって本当に嬉しかったです。今後、(大隈祭で)スピーチをしたような中高生が、将来早稲田大学で学んでくれれば、佐賀とのつながりが一層深まると思います。」

【応援部チアリーダーズ吉田さん】