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【開催報告】FocuSnapが優秀賞 ー2025年度 WASEDA ギャップファンド・プロジェクトー

自らのビジネスアイデアや技術を生かした事業化を目指す早稲田大学の正規学部学生、大学院生を支援する「WASEDA ギャップファンド・プロジェクト」を今年も実施しました。

プロジェクトの目的

自らの技術シーズの事業化を目指す学生に対して、起業の基礎知識となる会計や戦略に関する講義を行なうとともに、練り上げた事業化案の優秀者には試作開発を行なうためのギャップファンド*を提供し、事業化に向けての道筋をつけていただくことを目的としています。
*ギャップファンド:基礎研究と事業化の間に存在するGAP(空白)を埋める資金

プログラム概要図

参加者一覧

最終参加学生数:18人

チーム『FocuSnap』(優秀賞)

[チーム代表者名]建石 康介

ギャップファンドの支援により、β版を用いたニーズ検証を経て、アプリを正式リリース水準まで磨き上げることができました。特にClaude Code利用料やストア登録料などの資金的援助は、開発の質と速度を向上させる大きな力となりました。 また、講義で学んだ内容や審査員の方々からの多角的なアドバイスは、開発者視点だけでは気づけない事業的な知見を与えてくれ、大変勉強になりました。今後は「FocuSnap」のユーザー数拡大に注力し、本プロジェクトで得た経験を糧に、より高い目標へ挑戦し続けたいと考えています。

チーム 『心血管病に対する治療機器の開発』(きらぼし賞)

[チーム代表者名] 中野 優

プロジェクトとしてはまだ初期段階の状態でしたが、今回のギャップファンドのご支援により、概念実証実験に必要なプロトタイプを開発することが出来ました。ただ、それ以上に講師、審査員の先生方から様々な視点で事業化に関するアドバイスを頂けたことが、自分にとって大きな財産となりました。難易度の高い医療機器開発の分野であり、様々なハードルはありますが、今後も社会実装に向けて研究開発を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

チーム 『AI×ロボットアームによる農産物自動仕分け+梱包』

[チーム代表者名]山本 征範

参加当初、ご支援いただいた資金ですぐに商品を開発し販売しようとしていた私に、メンターと審査員の方々は顧客へのヒアリングの必要性など、実践的なご助言をくださいました。いただいた資金で実際にヒアリングを行ったところ、自分の想定と反して事業の需要がないということが分かりました。起業としては失敗だったかもしれませんが、商品を開発して時間とお金を無駄にする前に撤退できた上に、顧客と向き合うという大変貴重な経験を積むことができました。このことは、ひとえにギャップファンド・プロジェクトの皆様のお陰です。この経験を活かし、将来そう遠くないうちにまた起業に挑戦しようと思います。

チーム『Lab Piezo』

[チーム代表者名]河本 拓図

実際にいただいた20万円という資金を無駄なく使い、限られた期間の中でやるべきことを実行しきることは非常に難しいものでした。チーム運営の難しさや方針転換に必要な切り替えの速さ、そして様々な制約下で仮説検証を回す推進力を学ぶことができました。元々はキッチンカーをやってみるというアイデアでしたが、コーヒー豆を超音波洗浄するという、予想だにしなかった展開に至ったことは、たくさんピボットをするギャップファンド・プロジェクトならではの経験でした。現在は作成した超音波洗浄装置の転用や超音波を用いたコーヒー豆の抽出を検討中です。

チーム『Plannect』

[チーム代表者名]水流 大輔

今回のプロジェクトを通じて、資金をいただいたことで都内だけでなくさまざまな地域へ足を運び、現場で直接インタビューを行うことができ、働いている様子や具体的な資料まで見せていただけたことで、課題感を肌で感じることができました。
またメンターとして伴走してくださった方から定期的にアドバイスをいただきながら、自分たちのアイデアを実際の利用者や現場の方にぶつけることで、アイデアの方向性をより具体的にすることができました。何より、これらの支援を通じて、一人では乗り越えられなかった仮説検証のハードルを超えられたことが、最大の成果だと感じています。今後は本プロジェクトでの仮説検証を元に、アプリの販売に挑戦していきます。

チーム『J-Link』

[チーム代表者名]岡本 紘治

ギャップファンド・プロジェクトでは、外国語ルーツの子ども達に向けた教育サービスの事業化を検討し、主に地域の日本語教室へのヒアリングを通じて現場の課題や支援の難しさを具体的に捉えることができました。ビジネスアイデアを試行錯誤する過程で、自分の関心が子どもの教育からは離れないことを再確認できた点も大きな収穫だったと感じています。加えて、講師の方の指摘を受けながら考えを言語化し、整理してまとめる機会となり、今後の仮説検証の軸が明確になりました。今後も、今回得た示唆を基に仮説検証とアプリの開発を継続してまいります。

 

最終成果報告会 審査委員代表からのコメント

WASEDAギャップファンド・プロジェクトは、事業アイデアが実際の事業へと発展するまでの過程に存在する「ギャップ(溝)」を埋めることを目的とした支援プログラムです。
本プログラムでは、単なるコンテスト形式による評価や資金提供にとどまらず、約半年間にわたり現役のベンチャーキャピタリストが伴走し、学生チームの事業アイデアのブラッシュアップを支援します。さらに、ギャップファンド採択後も、事業仮説の検証が適切に進められるよう、実践的かつハンズオンでの支援が継続されます。
参加者には「資金を預かり、成果を創出する」という、実際の起業に近い経験を積んで頂くこととなり、人気のプログラムとなっています。毎年多数の応募の中から採択されるのは容易ではありませんが、その分、挑戦を通じて得られる学びと成長は非常に大きなものとなります。皆さんの積極的なご応募をお待ちしております。

 

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