
早稲田大学アントレプレナーシップセンターは、フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)と、学生の起業支援および起業家育成のさらなる強化に向けて連携を開始することに合意しました。
本連携は、学生が起業を有望なキャリアの選択肢として捉え、多様な挑戦ができる環境を整備するとともに、社会課題の解決に資するアントレプレナー人材の育成を一層加速することを目的としています。
背景:早稲田大学が掲げる起業家育成と挑戦を後押しする環境整備
早稲田大学アントレプレナーシップセンターでは、
・起業家教育プログラムの提供
・事業化支援ファンドの運営
・起業活動の拠点整備
・専門家による相談・伴走支援
など、多角的な取り組みを展開し、学生、教職員の挑戦を後押ししてきました。
今回のfreeeとの連携は、特に起業初期に不可欠となるバックオフィス領域の知識習得や手続き支援を強化するものであり、学生の事業立ち上げを実務面から支える体制がさらに充実します。
連携内容:起業基礎セミナー・バックオフィスセミナー・創業手続き支援を提供
本連携によりfreeeは、センターが実施する起業支援プログラムにおいて、以下の取り組みを行います。

● 起業の基礎知識に関するセミナーの実施
● 会計・財務などバックオフィス業務に関するレクチャー
● 起業活動を開始する学生に対する創業手続きの個別サポート
これにより、学生が安心して起業へ踏み出し、事業化に向けた初動をスムーズに進められる環境が整備されます。
第一弾の取り組み:「W-SEED ソーシャルアントレプレナー育成プログラム」でレクチャー・個別支援を開始

秋学期のW-SEEDプログラム受講の様子
連携の第一弾として、アントレプレナーシップセンターが株式会社ボーダレス・ジャパンと共同で実施している「W-SEED ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)育成プログラム」において、freeeは創業手続きに関するレクチャーおよび受講生への個別支援を提供します。これにより実務面のサポート体制がなお一層強化されます。
【秋学期】 W-SEEDソーシャルアントレプレナープログラム(終了)
【冬~春期プログラム】W-SEED ソーシャルアントレプレナー育成 伴走プログラム(準備中)
フリー株式会社 起業時代編集長 磯貝美紀 氏 コメント
早稲田大学は、全国から情熱と独創性あふれる多様な学生が集まる総合大学です。この学びの森から再び地域へ、世界へと羽ばたいていく時、彼らはそれぞれの場所で社会の課題に向き合い、その解決をリードする力強い存在になって行きます。
早稲田大学に集う学生の皆さんが、在学中・または近い将来において、「起業」という挑戦で自らの道を切り拓き、その「たくましい知性」と「しなやかな感性」を持って創造する未来を、私達も精一杯、応援させていただきます。
アントレプレナーシップセンター副所長(アントレプレナーシップ教育担当) 河村耕平
早稲田大学はこれまで、多様な分野で活躍する起業家・イノベーターを数多く輩出し、社会の発展に寄与してきました。現在、2032年に迎える150周年を見据え、「社会に貢献する大学」としての使命をより一層明確にし、教育・研究を通じた社会課題解決に注力しています。その柱の一つとして、本学の学生一人一人が社会的・職業的自立に向けた「人間的力量」を育めるよう、起業を含めたキャリア教育の拡充を進めています。本連携は、ソーシャルアントレプレナー育成を中核に据え、学生が自らのキャリアを通して、社会的問題意識を具体的かつ持続可能な取り組みへと発展させる力を身につける、きわめて有意義な機会になると確信しています。



