数物系科学拠点では、国際教育活動の一環として、DAAD-早稲田大学パートナーシッププログラムとの共催で、令和3年(2021年)8月18日(水)から20日(金)まで接触角および自由境界問題に関連する国際ワークショップを、オンライン会議システム zoom を用いて開催しました。先駆的な研究を行っている国内外の9名の先生をお招きし、最新の研究成果に関するご講演を行っていただきました。いずれの講演も大変丁寧で数物系科学のコース生の学生にもわかりやすい内容でした。また、質疑応答の時間では多くの方々が議論を行い、多くの人が世界最先端の知見を深めることができました。
今回の国際ワークショップでは、講演者の内半数以上がヨーロッパ在住の先生方でしたので、開催の時間帯を夕方から夜 (日本時間) に設定しました。その結果、国内外を問わず、国際ワークショップの出席者は毎回50人を超えており、大いに盛り上がりました。また、公開のご承諾をいただいた先生方の講義は 拠点のYoutubeチャンネルで配信しております。
国際ワークショップをオンラインにて開催する利点として、国内外の方々が国際ワークショップに気軽に参加できることが挙げられます。数物系科学拠点では、この利点を活かして、コロナ禍においても数物系科学拠点のコース生に世界最先端の理論に関する講義および研究交流の場を提供していきます。