Mathematics and Physics Unit “Multiscale Analysis, Modelling and Simulation”, Top Global University Project早稲田大学 数物系科学拠点

News

ニュース

International Workshop on Multiphase Flows: Analysis, Modelling and Numerics 開催報告

数物系科学拠点では、国際活動の一環として、令和 3 年(2021年)11月30日(火)から12月3日(金)まで流体力学の数学解析に関連する国際ワークショップを,オンライン会議システム Zoom を用いて開催しました.新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり,2009年より主催してきた本ワークショップは,昨年度に引き続きオンラインで開催する運びとなりました.しかしながら,オンラインでのワークショップ開催という強みを生かし,国外から9名の講演者および2名の座長をお招きし,全体の講演者の半数弱が国外の研究者である国際色の強いワークショップとなりました.昨年度に引き続きオンラインでのワークショップ開催となりましたが,予定していたディスカッションの時間が足りなくなるなど,研究者や学生による活発な議論は健在でした.

本年度は昨年度とは違い,講演テーマの幅を広げることに取り組みました.2009年より主催してきた本ワークショップでは,ナビエ・ストークス方程式の解の存在定理をはじめとする,流体力学の数学解析に焦点を当てたワークショップが多かったものの,本年度は血管内の血流の数理モデルに関する講演や,希薄な気体中における粒子の運動を記述する運動論方程式(ボルツマン方程式)についての講演もあり,また量子力学に現れるザハロフ方程式についても講演もありました.なお,公開のご承諾をいただいた講演者方のご講演は弊拠点のYoutubeチャンネルで配信しております.

また,新型コロナウィルスの感染拡大の影響で研究集会やワークショップが相次いで中止または延期となっていますが,本ワークショップではオンライン開催であることの強みを生かし,講演機会に恵まれない数物科学拠点のコース生に講演の機会を設けました.いずれのコース生も本年度に数物系科学コースに進入したばかりにも拘わらず,彼ら自身の結果を流暢な英語で発表し,講演後は海外の方と積極的に交流しているようでした.このように,数物系科学拠点は,今後も今回のような国際ワークショップを通じて国際展開を図るだけでなくコロナ禍においても数物科学拠点のコース生に世界最先端の研究を行っている研究者と交流する機会を増やしていきます.

数学応用数理専攻 武内太貴さん

 

数学応用数理専攻 山本立規さん

 

2021/11/30,12/1の講演

2021/12/2,12/3の講演

 

 

 

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fsci/mathphys/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる