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【開催報告】実証ミクロ経済学ワークショップ(10月6日)/ Empirical Microeconomics Workshop on October 6

【開催報告】実証ミクロ経済学ワークショップ(10月6日)/ Empirical Microeconomics Workshop on October 6

1006

TUE 2026
Place
12階ディスカッションルーム
Time
10:40-12:10
Posted
Wed, 07 Oct 2026
講演者

氏名:Florian Hack
所属:フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルク(FAU Erlangen-Nürnberg)
資格:大学院生
略歴:University of Bayreuthを卒業後,フンボルト大学ベルリン(Humboldt-Universität zu Berlin)で経済学修士号を取得,現在はInstitute for Employment Research (IAB)の研究員を勤める

開催概要

開催日時: 2026年10月6日(火)10時40分-12時10分
開催方法: 12階ディスカッションルーム

講演報告

講演タイトル:”Labor Mobility and Transferable Tasks”

講演概要:本論文は、職業的タスク投入の構造が、ドイツにおける転職者の労働移動の結果にどのような影響を与えるかを検討する。筆者は、ネットワークの不整合を測定するグラフベースの指標,すなわち、観測された職種間の移動分布と職業的タスクの構成要素との間のワッサーシュタイン距離を考案し、それが移動後の賃金に及ぼす影響を推定した。連結された行政データと職業的タスク・データベースを用いて分析した結果、ネットワークの不整合が1標準偏差増加するごとに、元の職種内における移動後の賃金が約1.7対数ポイント低下することが判明した。このペナルティは高スキル労働者において最も大きく、職業間のクラスタリングが密であるほど増幅される一方、タスクが類似しているものの本来は分断されているクラスターを結びつける職業に属する労働者の「介在中心性」が高い場合、そのペナルティは緩和され、不整合コストも低くなる。ネットワークの不整合は、職業を変更しない労働者の賃金上昇率も抑制しており、これは、ネットワークの不整合が移動特有のペナルティではなく、職業レベルの摩擦であることを裏付けている。