古代エジプトにおける儀礼と社会
Ritual and Society in Ancient Egypt

• 開催：2025年10月11日（土）14:00～17:00
• 場所：早稲田大学戸山キャンパス33号館16階第10会議室
• 使用言語：日本語、英語

趣旨・目的

エジプト学における儀礼研究は、従来、テキスト分析を通じて宗教的背景を解明することに重点が置かれてきた。しかし儀礼は、その時代ごとの社会的文脈とも密接に関わっており、多角的な研究視点が不可欠である。本イベントでは、古代エジプト葬送文化研究の第一人者であるベルギー・ルーヴァン・カトリック大学名誉教授ハルコ・ウィレムス博士を招聘し、公開講演会を開催する。さらに、日本の研究者３名による研究発表も行い、学内外の学部生・大学院生、研究者、一般を対象として広く公開する。各発表後には質疑応答を設け、活発な議論を促進する。

プログラム

• 14:00　開会の挨拶
  早稲田大学エジプト学研究所所長・長﨑潤一 教授
• 14:10　基調講演
  ハルコ・ウィレムス博士（Dr. Harco Willems）
  Providing for Sesenebenef’s Life After Death: On the Function and Meaning of the Texts on Two Middle Kingdom Coffins from Lisht
• 15:10　休憩
• 15:25　研究発表（１）
  山崎　世理愛（Dr. Seria Yamazaki）
  Transformations of the Object Offering Ritual in the Middle Kingdom: “Inventing Tradition” and State Reformation
• 15:55　研究発表（２）
  竹野内　恵太（Dr. Keita Takenouchi）
  Convergence and Reinterpretation in the Offering Rituals of the Early Dynastic Period and the Early Old Kingdom
  
• 16:25　研究発表（３）
  和田　浩一郎（Dr. Koichiro Wada）
  Anthropomorphic Clay Figurines from Akoris
• 16:55　閉会の挨拶（17:00閉会）

主催者等

主催：早稲田大学エジプト学研究所、古代エジプト儀礼祭祀研究会
後援：早稲田大学総合人文科学研究センター「社会の複雑化・階層化の史的パースペクティブ」